変幻自在の攻撃を組み立てるセッターのルチアーノ・デチェッコ ©Volleyball World

  セリエAのモデナに加入した男子アルゼンチン代表のルチアーノ・デセッコが意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

 デセッコは2011年からセリエAでプレーしており、モンツァでプレーした後、ピアチェンツァ、ペルージャ、ルーベを渡り歩き、2024-25シーズンはモデナに加入し、キャプテンにも就任。今シーズンでイタリアリーグ14年目を迎える。

 記者会見に出席したデセッコは、「モデナでプレーすることはどんな選手にとっても名誉なこと。このようなクラブにノーと言うことはできないし、オファーを受け取ったときは迷わなかった」と、移籍の理由を明かした。

 また、クラブに合流してから間もないが、「チームメイトたちとはすでにいいチームを形成できていて、若い選手たちは僕のことをよく理解しようとしてくれるし、アリーナの外でも会いたいと思っている」と、すでに新しいチームメイトたちと良好な関係を築いていると語った。

 さらに、加入早々にキャプテンに就任したデセッコ。「僕は名誉と責任を持ってキャプテンの役割を受け入れる。僕たちは大きな可能性を秘めたチームであり、自分たちが設定した目標を達成できると思う。この数週間で自分たちの現状を理解して、開幕に向けてできる限りの準備をしていきたい」と、強い意志を示した。

 また、アルゼンチン代表のキャプテンとして2021年の東京オリンピックで銅メダル獲得に導き、ベストセッターに選出された経験があるデセッコだが、2025年はアルゼンチン代表の活動に参加しない意向を明らかにし、代表活動から一時的に離れることを明言した。

「東京五輪が終わったらアルゼンチン代表を去るとずっと言ってきた。チームメイトたちとチームのために続けることを決めたけど、一度立ち止まって、2025年は代表には参加しないつもりだ」

 現時点では、今シーズンはモデナのキャプテンとしての役割に集中する考えを示したデセッコ。クラブに注力したデセッコの活躍に注目が集まる。

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VOLLEYBALL KING 編集部

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