25日に行われた2025バレーボール女子世界選手権(世界バレー)の予選ラウンドで、バレーボール女子日本代表はFIVB世界ランキング17位の女子ウクライナ代表にフルセット勝利。アウトサイドヒッターの石川真佑がインタビューで試合を振り返った。
予選ラウンド2戦目のウクライナ戦に挑んだ日本は、初戦の女子カメルーン代表で見えた硬さを引きずりつつも、2セットダウンから大逆転勝利を収めた。
スタメン起用の石川は、3本のブロックポイントを含む両チーム最多の29得点をマーク。勝負所でスパイクを決め切るなどキャプテンとしてチームをけん引した。
石川は、「フルセットでしたけど、まずは勝つことが出来て良かったなと思います」と試合を振り返ると共に、苦戦した試合の出だしに関しては「1セット目から良い入りが出来ればいいなと思っていたんですけど、最後の勝負所で自分がブロックされてしまったところもあったので、そこは自分が反省しなきゃいけないところ。そこからしっかり切り替えて3、4セット目と取ることが出来たのは、まず良かったなと思います」と反省の意を示した。
この大逆転勝利の意味を問われると「2セットを相手に取られてから、3セット目の入りのところで(リベロの小島)満菜美さんから『このセットをしっかり取ることで、自分たちがもっと成長できる』と話してもらって、苦しい場面こそチームで戦い切ることやセットを取ることが自分たちの経験にもなると思うので。3、4、5セット目を取り、勝つことが出来たのは自分たちがどんどん成長していく意味だと思います。でも1、2セット目は反省しなきゃいけないなと思います」と答えた。
2セットダウンした場面での気持ちの切り替えについては「自分が点数を取らないといけないな、チームを引っ張っていかなきゃいけないなと思っていたので、(言葉で)伝えることじゃなくて、プレーで引っ張るところは意識していました。4セット目の最後のところでミスが続いてしまったので、絶対に自分が取り切ってこのセットは終わろうと思って、打ち込みました」とキャプテンシーを滲ませた。
次戦、8月27日(水)19:00よりFIVB世界ランキング8位のセルビアと対戦する日本。石川は「今までの2戦よりももっと難しい試合になりますし、相手もブロックが高いので、それに対して自分たちの点数の取り方を意識していかなきゃいけないです。もっと質の高いバレーをしていくのと、全員で戦いに行くというところはすごく大事になってくると思います」と次戦に向けて意識する点を挙げた。
さらに「入りはすごく大事だなと思っているので、今日も良い場面もたくさんあったんですけど。所々のミスだったりとか、初戦よりまだ良かったと思うんですけど、『もっとできることあるな』と思うので、明日の準備でもう1回リセットして、セルビア戦でしっかり良い入りが出来るようにやっていきたいと思います」と意気込んだ。