27日に行われた2025バレーボール女子世界選手権(世界バレー)の予選ラウンドで、バレーボール女子日本代表は女子セルビア代表にで勝利。キャプテンの石川真佑がU-NEXTのインタビューで試合を振り返った。
予選ラウンド最終戦、2連勝同士で予選1位通過をかけた試合に日本はセットカウント3-1で勝利した。石川はその試合でチーム最多となる19得点をマーク。「勝利できて良かったのと、まず予選で1位通過できたので良かったと思います」と試合を振り返り、勝利に安堵する様子を見せた。
これまでの予選2戦を勝利で終えたものの、試合のスタートで苦しんだ日本。「今までの2戦を行う中で、スタートの入りがあまり良くなくて、それも全体を通してそれぞれが分かってはいて、そこが上手くいっていなかったんですが、今日は全員が集中して入ることができたかなと思います」と今試合では第1セットの入りからリードを奪い、集中してプレーができたと話した。
また今試合のサーブのイメージについて聞かれると、「少しミスも多かったんですけど、自分たちがしっかり攻めて相手のパスを割ることでミドルの打数も減ってきますし、両サイドに絞ることができるので、今日は全員がしっかりサーブで攻めることができたかなと思います」と全員がサーブで攻めることができたと振り返った。
石川自身もサービスエースで2得点、ブレイクにも貢献したが、「出だしのところで私もミスが続いてしまっていて、感覚的にもあまり良くなかったんですけど、そこの迷いは捨てて、思いっきり自分のサーブを打ち込もうという風に切り替えては入れたので、4セット目のアウトボールを相手が触ってくれたのもあったんですけど、点数を取ることができたし、しっかり攻めることができたと思います」と序盤のミスから切り替えてエースを取れたことを明かした。
また相手ブロックへの対策については、「相手のブロックが高いので、打ち下ろしてしまわずにしっかり打点を作るという所と、自分たちのテンポが良く攻められていても相手が遅れて出てくるので、通過点を落とさずに、長く打つことやコースに打ち分けるという所を意識しました」と具体的に意識した点を挙げた。
最後に、「タイは開催国でホームなので、歓声もすごいと思いますし、アウェーになると思うんですけど、日本のことを応援してくれるタイの方もいるので、その声援を力に変えてやりたいと思います。また、自分たちと似たようなテンポの良いチームだと思うので、そこにしっかり対応する、自分たちが攻めに行く、ということを忘れずにやっていきたいと思います」と決勝ラウンド1戦目への意意気込みを見せた。
その決勝トーナメント第1戦、女子タイ代表との試合は29日(金)22:30に開始する。