27日(水)に2025男子U21世界選手権大会のラウンド16が行われ、U21男子日本代表はU21男子中国代表と対戦した。
予選ラウンドをプールCの2位で通過した日本。決勝トーナメント初戦となるラウンド16は開催国でプールAを3位で通過した中国との対決となった。
セッターに竹松魁柊、アウトサイドヒッターに川野琢磨と小野駿太、オポジットに山本快、ミドルブロッカーに神﨑優と山下彪、リベロに谷本悦司というメンバーをスターティングメンバーに並べた日本。予選ラウンド最終戦のU21チェコ男子代表戦からはミドルを秋本悠月から神﨑に入れ替えた。
第1セット、序盤から大きなリードを奪った日本はそのリードを崩すことなく25-17と幸先の良いスタートを切る。
しかし、第2セットは一進一退の攻防となると、23-25と接戦を落としてしまう。
続く第3セットは日本がリードする時間が多く推移するが、相手のサービスエースをきっかけに逆転を許してしまう。その後食らいつく日本だったが、21-25でセットを落とし、追いつめられる。
それでも、第4セットは互角の展開から日本が先にセットポイントを握る。中国に追いつかれデュースへと突入するも、最後はエース川野が決めて27-25でセットを奪い、試合はフルセットへと突入する。
最終第5セット、日本リードで8-6と折り返し。さらに12-10とし勝利に近づくが、ここで中国選手のアウトに見えるスパイクが中国の得点に。日本陣営も抗議するが今大会にチャレンジシステムは導入されていないこともあり認められず、すかさずタイムアウトを取る。切り替えたい日本だったが、そこから中国にブロックポイントを奪われると、サービスエースも奪われついに逆転を許す。そして13-14で迎えた場面で川野が放ったスパイクはブロックタッチなしのアウトと判定され、日本はフルセットの末に敗れることとなった。
さらに、試合終了直後には主審に抗議する日本の選手たちとベンチを飛び出してきた中国のコーチがネットを挟んでの言い合いに。日本にとっては後味の悪い敗戦となった。
ラウンド16で敗れた日本は、9~16位決定戦へと回ることに。29日(金)18時よりU21男子アルゼンチン代表と対戦する。
■試合結果
日本 2-3 中国
第1セット 25-17
第2セット 23-25
第3セット 21-25
第4セット 27-25
第5セット 13-15