7日(日)、LaLa arena TOKYO-BAYで「エムットマッチ2025 Powered by MUFGバレーボール男子世界選手権壮行試合」が行われ、男子日本代表は男子イタリア代表にセットカウント1-3(21-25、20-25、25-16、32-34)で敗れた。
世界選手権前の壮行試合を2勝2敗で終えることとなった日本。世界選手権の出場メンバーの争いも熾烈だが、アピールに成功した一人がミドルブロッカーの西本圭吾だ。
日本のミドル陣の中では出場機会が少なかった西本だが、イタリア戦では2~4セット目でスタートから出場。チーム最多の3本のブロックポイントを記録するだけでなく、ブロックタッチや躍動感あるアタックでも存在感を放った。西本自身、「高いレベルが経験できていますし、僕自身急成長できている実感がある」と手ごたえを語る。
壮行試合では高さのあるブルガリア、世界トップクラスのブロック力を持つイタリアと対峙した西本。「高さとストレングスの部分で外国人選手は我々より長けていると思うので、そこは本当に経験して成長するしかないとこの1年間の代表シーズンを通して感じました。自分の頭の中でイメージしながら、練習で実践に落とし込めていきたいです」と、良い経験になっているという。
いよいよ13日(土)から始まる世界選手権。西本にとっては大きな目標だ。
「今年の代表シーズンが始まってから、僕の中の目標の1つは世界選手権でスタートで出ることでした。負けたら終わりのストレスがかかる試合はすごく成長できるチャンスだと思っているので、成長していきたい。アピールしようと小さくなってしまったら成長はないと思っているので、あくまでも成長するためや勝つために時間を使っていきたいと思いますし、表彰台に立ちたいです」
「常識をくつがえす」というテーマを掲げている西本。身長189cmと世界のミドルブロッカーの中では“小柄”な男が世界バレーで躍動する姿に期待したい。