国際バレーボール連盟(FIVB)は28日(日)、バレーボール世界選手権(世界バレー)2029年女子大会の開催国がフィリピンに決定したことを公式サイトにて発表した。
バレーボールの大会で最も歴史が古い国際大会である世界バレー。以前は4年に1度の開催だったが、2023年からは隔年開催となり、参加国も24カ国から32カ国へと変わった。
2025年の女子大会はタイで開催され、イタリア代表が優勝。フィリピンで行われた男子大会ではイタリアが大会2連覇を果たし、男女アベック優勝の偉業を達成していた。
その男子大会の決勝のタイミングに合わせて、2029年女子大会の開催国がフィリピンに決定したことが発表された。女子の世界バレーがフィリピンで開催されることは史上初めてのことだ。
なお、同年の男子大会はカタールの首都ドーハで開催することが26日(金)に発表されていた。また、2027年の女子大会はアメリカとカナダでの共同開催となる。
2025年男子大会での熱狂的な声援が話題となったフィリピン。2029年女子大会でも、現地の人々の熱い応援が各チームの勝利を後押しすることとなるだろう。
開催国の決定にあたり、FIVBのファビオ・アゼベド会長は以下の通りコメントを発表している。
「2029年バレーボール女子世界選手権をフィリピンで開催することは、バレーボールの最高峰の競技だけでなく、このスポーツが社会に与える良い影響を再び示す機会となります。バレーボールは、そのアクセシビリティ、包括性、あらゆる背景を持つ人々を結びつける力において他に類を見ません。このことは、2025年男子バレーボール世界選手権を主催するフィリピンにおいて深く実感されており、2029年大会においても同様となることを確信しています。私たちは共に、世界のバレーボール人口を8億人以上から16億人へと倍増させる『グローバル・バレーボール・ムーブメント』の実現に向け、さらなる一歩を踏み出しています。世界中のバレーボールの未来をより明るくするための新たな一歩を踏み出します」