28日(日)に2025バレーボール男子世界選手権(世界バレー)の全日程が終了した。
男子日本代表は予選ラウンドで1勝2敗の成績で決勝ラウンドには進めず、最終順位を23位で終えた。FIVB世界ランキング上位国であるフランス代表やブラジル代表も予選で姿を消すという波乱の大会となる中、大会を通して躍進を見せ、人々を魅了した国の1つは何といってもブルガリア代表だろう。
予選ラウンドで全勝し1位通過で決勝ラウンドに進出。ラウンド16ではポルトガル代表に圧巻のストレート勝利、準々決勝ではアメリカ代表相手に2セットダウンから見事な逆転勝利を収めると、準決勝でもチェコ代表に勝利し、55年ぶりに決勝進出を決めた。決勝戦ではイタリア代表相手に3-1で敗れ優勝こそ逃したが、見事な準優勝という結果で大会を終えた。
そのブルガリアをけん引したのは間違いなく、21歳の若きアウトサイドヒッター、アレクサンダル・ニコロフだろう。大会を通して安定したプレーを見せ、時にはあっと驚くような巧みなプレーを披露、強烈なサーブでも得点を重ねた。そのニコロフは、世界バレーのベストスコアラーランキングで1位にランクイン。圧倒的な攻撃力で合計173得点を叩き出し、2位以下を大きく引き離す結果となった。
■世界バレー男子 ベストスコアラーランキングTOP10
1位:アレクサンダル・ニコロフ(ブルガリア)/173点2位:フェレ・レガース(ベルギー)、パトリック・インドラ(チェコ)/106点
3位:ルカシュ・ヴァシナ(チェコ)/98点
4位:アリ・ハジプール(イラン)/94点
5位:ウィルフレド・レオン(ポーランド)、アレッサンドロ・ミキエレット(イタリア)/93点
6位:ユーリ・ロマノ(イタリア)/88点
7位:マティア・ボットロ(イタリア)/87点
8位:アディス・ラグムジア(トルコ)/84点
9位:ミシェル・アヒ(オランダ)/82点
10位:ヨーナス・ヨケラ(フィンランド)/81点