9月28日(日)に2025バレーボール男子世界選手権(世界バレー)が閉幕した。
表彰台を目標としていた男子日本代表は予選ラウンドで無念の敗退となったが、決勝ラウンドではベスト4を欧州勢が独占。最終的にイタリア代表が優勝、ブルガリア代表が準優勝、ポーランド代表が3位という結果で大会は幕を閉じた。
前回王者のイタリアが2連覇達成という偉業を成し遂げたが、大会を通して躍進を見せたブルガリアも55年ぶりの準優勝という歴史的な功績を挙げた。準決勝まで負けなしという戦いで、FIVB世界ランキングのポイントも大幅に獲得し、大会終了時点でトップ10位内に入る9位(大会前14位)に躍り出た。
そんなブルガリア代表は、世界バレー開催国のフィリピンから帰国した後も大きな祝福の中にいる。1日(水)にはブルガリア共和国大統領府において、ルメン・ラデフ大統領から選手とスタッフに表彰盾が授与され、大統領はチームの献身、規律、チームワークが国を一つにしたと称賛し、チームは感謝の印として、大統領にサイン入りユニフォームとボールを贈呈した。その後は国会にも招かれ、チームは大きな祝福を受けた。
そして、ベストアタッカーで圧倒的な1位(154得点)、ベストサーバーで4位(12得点)という記録をマークし、チームをけん引したアウトサイドヒッターのアレクサンダル・ニコロフ(21)は、自身のインスタグラムで世界バレーについてこう言及している。
「この素晴らしい夏を歴史的な成功で締めくくった。バレーボールをプレーしてこんなに楽しかったのは初めて!素晴らしいチームメイト、素晴らしいスタッフ、裏方で支えてくれた全ての人に、家族や友人の全ての犠牲に感謝。最後に、フィリピンに感謝する。素晴らしい運営、信じられないほどの熱狂的なファン、そして滞在中に受けた尽きることのない愛情と贈り物に!マラン・サラマット(どうもありがとう)、またすぐにお会いしましょう!」