8日(水)、東京の有明アリーナにてQoo10 presents WORLD CHALLENGE SERIES 2025(WCS2025)の第2戦目が行われ、日本のサントリーサンバーズ大阪とイタリアのペルージャが対戦した。
2024-25シーズンの大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ)王者に輝いたサントリーと、欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝チームであるペルージャの夢の対決が実現。ペルージャには、男子日本代表のキャプテンである石川祐希が所属している。7日(火)に行われた第1戦目では、セットカウント1-3でペルージャが勝利していた。
サントリーはアウトサイドヒッター(OH)に髙橋藍とデ・アルマス・アライン、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と柏田樹、セッター(S)に下川諒、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に小川智大をスタメンに起用。
対するペルージャはOHにカミル・セメニウクとドノバン・ジャボロノク、MBにフェデリコ・クロザートとロベルト・ルッソ、Sにシモーネ・ジャネッリ、OPにガブリエル・ツバンツィゲル、Lにマルコ・ガッジーニをスタメンに起用し、第1戦とは総入れ替えして臨んだ。
第1セットの序盤は競った展開になるが、徐々にサーブとブロックが走り出したペルージャが10-14とリードを奪う。中盤もペルージャがリードする中、今試合ベンチスタートだった石川祐希がオポジットのポジションでコートイン。3枚ブロックを打ち抜いて得点する等、巧さを見せる。終盤に追い上げたいサントリーだったが、ペルージャに抑え込まれ流れを掴めず、19-25でセットを落とす。
続く第2セット、序盤はサントリーが先行するが、ルッソとジャネッリの高いブロックが2連続で牙をむき、ペルージャが逆転に成功。さらにネットインサーブがエースになり、4-7と点差を広げられる。一時は大きく点差を広げられたサントリーだったが、徐々にペルージャの高いブロックを利用しながらスパイクを決めていく。このセット、石川は本来のOHのポジションで途中出場。髙橋が2連続でサーブで攻めたり、石川のスパイクを1枚ブロックでシャットするなど会場を沸かせる。終盤、勢いを掴みかけたサントリーだったがあと一歩及ばず、21-25でセットを落として後がなくなる。
注目の第3セットは僅かにサントリーが先行して試合が進む。今試合、初めてサントリーのリードでテクニカルタイムアウトを迎えたが、その直後にブレイクを許してペルージャが逆転。下川のサービスエースで同点に追いつくも、再びペルージャに3連続ポイントを許して流れを掴めず。終盤もそのままペルージャが優位に立ち、サントリーにセットを渡さず18-25でセットを制し、ストレート勝利を収めた。
ペルージャのサーブ&ブロックに苦しんだサントリー。流れを掴みかける場面があったものの、強豪ペルージャが安定した強さを見せた。夢の対決となった今大会は、欧州王者のペルージャが2連勝を飾り幕を閉じた。
■試合結果
サントリーサンバーズ大阪 0-3 ペルージャ
第1セット 19-25
第2セット 21-25
第3セット 18-25