11日(土)に大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第1節GAME1が東急ドレッセとどろきアリーナで行われ、NECレッドロケッツ川崎はSAGA久光スプリングスにセットカウント3-0でストレート勝利を収めた。
今シーズンからNEC川崎の監督を務める中谷宏大監督が試合後の記者会見に出席し、試合を振り返った。
NEC川崎の選手は佐藤淑乃ら多くの選手がネーションズリーグと世界選手権に出場しており、SVリーグの開幕までの期間は短かった。その中での快勝に中谷監督は「まず全員で揃って練習できた機会が少なかったので、スタートからどうなるかの心配はあったんですけど、スタートから我々の良さであるオフェンス力を全部出して、2、3セット目は久光さんの底力で苦しんだんですけど、最後までポイントを取る姿勢を選手が貫いてやってくれたなと思います」とチームを称えた。
一方で、代表で活躍していた和田由紀子はベンチ外で、ユニフォームを着ることもなかった。その理由については「本来であれば今日もコートに立つ予定だったんですが、2週間ぐらい前に練習ゲームをしている時にちょっと足をひねってしまいました」と明かし、「まだ全治は分からないですけど、本来であればまだ松葉杖をついているくらいだったのでだいぶ回復は早いです」と現状を説明した。
その和田のポジションであるオポジットにはシルビア・チネロ・ヌワカロールが起用され、この日の開幕戦でも良いパフォーマンスを見せていたが、「(二人は)同じぐらいの力量だと思っているので、今回に関してもケガがなければ(和田)スタートで行くぐらいのつもりでした。週によって代えることなどもいろいろとシミュレーションしていたので、コンディションによると思いますが(和田の)出場機会は恐らく増えてくるかなと思います」と、起用法についても説明した。
開幕戦からPOMに輝いたジョバンナ・ミラナ・ デイを含め豪華なアタッカー陣が躍動したNEC川崎。12日(日)にも第1節のGAME2でSAGA久光と対戦する。