大同生命SV.LEAGUE WOMEN(SVリーグ女子)の第1節の試合が10月10日(金)から13日(月)にかけて行われた。
世界最高峰のリーグを目標に、昨シーズンより装い新たに始まったSVリーグは2025-26シーズンで2年目を迎える。リーグのさらなるパワーアップに向け、各チームがどんな熱い戦いを見せるのかに注目が集まる。
昨シーズン準優勝のNECレッドロケッツ川崎は、SAGA久光スプリングスと対戦。ホームのNEC川崎はアウトサイドヒッター(OH)のシルビア・チネロ・ヌワカロール、ジョバンナ・ミラナ・ デイら新加入の外国籍選手を中心に得点を重ね、両日ともにストレート勝利を収めた。一方のSAGA久光は、9年ぶりにチームの指揮官に戻ってきた中田久美監督の初陣を飾れず。悔しい2連敗を喫した。

ヴィクトリーナ姫路は、SVリーグ初代女王に輝いた大阪マーヴェラスとのアウェー戦に挑んだ。GAME1はセットカウント3-1で姫路が勝利。続くGAME2は互いにセットを取り合い、フルセットに突入する。運命の第5セット、終盤の5連続得点で一気に抜け出した姫路は勢いそのままに第5セットを取り切り、白星をあげた。近年、日本代表やクラブシーズンでもミドルブロッカー(MB)としての出場が多かった姫路の宮部藍梨だが、GAME2ではオポジットとして起用。オフェンス面でチームをけん引し、両チーム最多の31得点を獲得した。

埼玉上尾メディックスとPFUブルーキャッツ石川かほくのGAME1では、フルセットの激闘が繰り広げられた。軍配が上がったのはホームの埼玉上尾。今シーズンより現役復帰を果たしたOH内瀬戸真実やMB入澤まいも、早速のスタメン起用でチームに貢献した。GAME2もセットカウント3-1で制した埼玉上尾がホームで2連勝を飾った。

昨シーズンを最下位で終えた群馬グリーンウイングスは、クインシーズ刈谷とアウェーで対戦。昨シーズンは1勝目をあげるまで時間を要した群馬だが、今シーズンは第1節のGAME1で早くも勝利。新加入のOHロジャンスキ・オリビアとジャンティ・タントウイー、MBディミトロヴァ・ナシャら外国籍選手の活躍が光った。GAME2は、1セット目を群馬が先取するも、2セット目以降は刈谷が連取。GAME1とは真逆の形で刈谷がリベンジを果たした。

その他、KUROBEアクアフェアリーズは岡山シーガルズを相手にホームで2連勝。Astemoリヴァーレ茨城は、アランマーレ山形とのアウェー戦を両日ともに勝利で飾った。また、ホームの声援を受けたデンソーエアリービーズは、東レアローズ滋賀に連日ストレート勝利を収めた。
次戦の第2節は10月18日(土)と19日(日)に群馬 vs NEC川崎、埼玉上尾 vs KUROBE、PFU vs 岡山、Astemo vs デンソー、大阪MV vs A山形、SAGA久光 vs 刈谷、東レ滋賀 vs 姫路の全7カードが実施される。
■大同生命SV.LEAGUE WOMEN 第1節 GAME1結果
KUROBEアクアフェアリーズ 3-1 岡山シーガルズ
(26-24、25-20、22-25、25-13)
大阪マーヴェラス 1-3 ヴィクトリーナ姫路
(19-25、25-21、21-25、10-25)
デンソーエアリービーズ 3-0 東レアローズ滋賀
(25-21、25-17、25-22)
埼玉上尾メディックス 3-2 PFUブルーキャッツ石川かほく
(21-25、25-21、21-25、25-21、15-11)
アランマーレ山形 1-3 Astemoリヴァーレ茨城
(25-22、18-25、15-25、17-25)
NECレッドロケッツ川崎 3-0 SAGA久光スプリングス
(25-18、25-22、25-23)
クインシーズ刈谷 1-3 群馬グリーンウイングス
(31-29、19-25、25-27、21-25)
■大同生命SV.LEAGUE WOMEN 第1節 GAME2結果
KUROBEアクアフェアリーズ 3-0 岡山シーガルズ
(25-21、25-20、25-17)
大阪マーヴェラス 2-3 ヴィクトリーナ姫路
(25-17、26-28、25-23、22-25、11-15)
デンソーエアリービーズ 3-0 東レアローズ滋賀
(27-25、25-22、25-20)
埼玉上尾メディックス 3-1 PFUブルーキャッツ石川かほく
(25-22、18-25、25-17、25-19)
アランマーレ山形 1-3 Astemoリヴァーレ茨城
(18-25、14-25、25-14、20-25)
NECレッドロケッツ川崎 3-0 SAGA久光スプリングス
(25-20、25-22、25-20)
クインシーズ刈谷 3-1 群馬グリーンウイングス
(21-25、25-15、25-18、25-22)