10月19日(日)から20日(月)にセリエA女子の第4節が行われ、女子日本代表キャプテンでアウトサイドヒッターの石川真佑が所属するノヴァーラがベルガモと対戦した。
開幕3連勝中と勢いに乗るノヴァーラは、これまで2勝1敗としているベルガモとのアウェー戦に挑んだ。今試合、石川はベンチスタートとなった。
第1セットは、ノヴァーラが序盤につけた僅かな点差を維持して試合が進む。終盤に17-17の同点に追いつかれるも、20点目以降に相手のミスやブロックポイントでブレイクに成功したノヴァーラが25-17で先取する。
続く第2セット目、スタートこそノヴァーラがリードしていたものの、逆転を許す。10-11と先行された場面で石川がコートに入る。しかし直後に2連続でブロックに阻まれたノヴァーラは点差を離されていく。石川のスパイクポイントを含む3連続得点で追い上げを見せるノヴァーラだったが、その勢いも徐々に失速し、19-25でセットを取り返される。
第3セット目、石川はスタートからコートに立つ。中盤までは拮抗した試合展開となったが、ベルガモの4連続ポイントで一気にリードを奪われる。石川はサーブレシーブで狙われながらも要所でスパイクを放つが、ベルガモのブロックに阻まれる。このセットで7本のブロックポイントを決めたベルガモが優位に立ち、18-25で制すとノヴァーラは後がなくなる。
注目の第4セット目、序盤は一進一退の攻防となるが、まず抜け出したのはノヴァーラだった。3セット目は決定率に苦しんだ石川も徐々に本来の力を発揮し始める。終盤で点差を詰められたノヴァーラだったが、何とか逃げ切り25-21でセットを制し、勝負は最終第5セットへ。
最終セットはスタートからノヴァーラが走る。石川のスパイクで6-2とするとその後も勢いは止まらず。ベルガモに思うような攻撃をさせず、終始良い流れを握り試合を進めたノヴァーラが15-7と大差で制してゲームセット。フルセットで勝利し、開幕からの連勝を4にのばした。試合数に差はあるものの、現時点ではノヴァーラが単独1位を走っている。
石川は2セット目の序盤に途中交代でコートに入ると、その後はすべてのセットに出場した。決定率に苦しむ場面もあったが計11得点をマーク、守備面ではチーム2番目となる23回のサーブレシーブを受け、成功率70%の好記録を残した。
次戦の第5節、ノヴァーラは10月26日(日)3:30より昨季女王のコネリアーノと対戦する。
■試合結果
ノヴァーラ 3-2 ベルガモ
第1セット 25-17
第2セット 19-25
第3セット 18-25
第4セット 25-21
第5セット 15-7