10月19日(日)から20日(月)にセリエA女子の第4節が行われ、女子日本代表でセッターの関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオがアウェーでキエリと対戦した。
開幕2連敗から、前回の第3節でベルガモ相手にフルセットで勝利し、今季初の白星を手にしたブスト・アルシーツィオ。関もすべてのセットでスタメン出場し、勝利に貢献していた。
この第4節でも、関はスタートからコートに立った。第1セットは中盤から終盤にかけてシーソーゲームとなる白熱した試合展開に。終盤はどちらも譲らず、デュースに突入。ラリー中、関の冷静なトス回しでブスト・アルシーツィオがブレイクしセットポイントを握るも、キエリに取り返される。最後はネットを越えそうなボールに対応するも、そのスパイクがブロックに阻まれ、26-28でセットを落とす。
第2セットは、中盤まで点を取り合い拮抗したゲームになるが、終盤のブロックポイントを皮切りに流れを掴んだキエリがその後の主導権を握る。ブスト・アルシーツィオは追い上げることができず、最後もブロックの壁に阻まれると17-25の大差でセットを落とし、後がなくなる。
第3セットは序盤から僅かにキエリが先行して試合が進む。関のサーブターンでブレイクし、中盤に15-16の1点差まで詰めるも、なかなか追いつくことができずにいたが、相手のスパイクミスもありついに19-19の同点に。しかし、直後に3連続失点し再びリードを許す。マッチポイントを握られた場面、関はサーブで選手と選手の間を狙う好サーブを放つも、相手にきっちりと決められ、22-25でゲームセット。悔しいストレートでの敗戦となった。
今試合で関は、すべてのセットでスタートから出場。僅かな時間で交代する場面もあったが、ほとんどの時間でチームの司令塔としてコートに立った。第1セットの終盤には1枚ブロックでスパイクをシャットする好プレーも見せた。しかし、ストレートでの敗戦を喫したチームは2勝目とはならず、第4節を終え1勝3敗としている。
次の第5節では、10月27日(月)1:00よりホームでヴァッレフォリアと対戦する。
■試合結果
ブスト・アルシーツィオ 0-3 キエリ
第1セット 26-28
第2セット 17-25
第3セット 22-25