21日(火)から22日(水)にかけてセリエA男子の開幕節が行われ、男子日本代表キャプテンでアウトサイドヒッター(OH)の石川祐希が所属するペルージャはモンツァと対戦した。
2024-25シーズンから男子日本代表のキャプテン石川祐希が加入したペルージャは、2023-24シーズンにセリエA制覇を果たし、世界クラブ選手権でも2連覇を達成した強豪チーム。石川が加入した昨シーズンはリーグ戦こそ優勝はならなかったものの、欧州男子チャンピオンズリーグ(CL)ではクラブ史上初の優勝を果たしており、今季の戦いにも注目が集まっている。
スターティングメンバーとしてコートに立った石川は第1セット、1-2の場面で後ろから上がった難しいトスを見事に打ち切り11シーズン目となる今季のファーストポイントを奪った。モンツァがリードを奪う展開となったこのセット、追いかけるペルージャは様々な攻撃で点差を縮めにかかるも、モンツァが逃げ切り25-22で第1セットを先取した。
第1セットを落としたペルージャだったが、第2セット序盤からリードを奪い自分たちのリズムで試合を進めた。10-4の場面では、リベロのマッシモ・コラチが弾いたレセプションを、OHのオレフ・プロトニツキーがカバーし、最後はミドルブロッカー(MB)のアグスティン・ロセルが返球。そのラリーをロセルのクイックで制し、会場を沸かせるプレーを見せた。序盤にリードしたペルージャは良い流れのまま試合を進め、最後はMBセバスティアン・ソレのクイックで得点しこのセットを25-16で奪い返した。
第3セットは互いに点を取り合う展開となり、セット中盤から終盤にかけてなかなか点差のつかない戦いとなった。互いに20点台へと乗せたこのセット、ペルージャは終盤に粘り強さを見せ、モンツァのハイボールをブロックで阻みポイントを奪った。最後は石川に代わって入ったOHカミル・セメニウクが相手コートにスパイクを叩き込み25点目を取り25-16で第3セットを連取し、勝利に王手をかけた。
自分でレセプションをし、そのまま鋭いスパイクを決め第4セットの1点目を奪った石川だったが、8-7と1点をリードする場面で足を気にする様子を見せ、セメニウクと交代する形でコートをあとにした。チームは順調に得点を重ね20-15と先に20点台に乗せ、最後はモンツァのサーブがアウトになってペルージャが25-19でこのセットを制し、セットカウント3-1で開幕戦に勝利した。
この試合スタメン起用となった石川は、第4セット中盤で交代したものの18得点をマークしチーム2位の成績を残した。なお、MVPは14得点をマークしたプロトニツキが獲得した。次戦は日本時間27日(月)4:30より、チヴィタノーヴァとの対戦を予定している。
ペルージャ 3-1 モンツァ
第1セット 22-25
第2セット 25-16
第3セット 25-23
第4セット 25-19




