セリエA男子の2025-26シーズンが、10月20日(月)に開幕した。
今季はそれぞれのチームで2シーズン目を迎える、ペルージャ所属の石川祐希、ミラノ所属の大塚達宣、大阪ブルテオンよりチステルナにレンタル移籍中の垂水優芽と、今季よりA2所属のターラントに移籍した山本龍の4名がイタリアでプレーする。
ペルージャはモンツァと対戦し、石川は先発起用された。第1セットはモンツァにリードを許しセットを落としたが、2セット目以降はエンジンがかかったペルージャがリズムを掴み試合を優位に進め、石川も多彩な攻撃で得点を重ねていく。4セット目の途中で交代した石川だったが、チーム2番目となる18得点をマークし、チームは2、3、4セット目を制して逆転勝利。開幕戦を白星でスタートさせた。
ミラノとモデナの対戦は開幕戦からフルセットの激闘となる。大塚はすべてのセットでスタートからコートに立ち、攻守にわたって活躍。ミラノは第1、2セットを連取され後がなくなったところから第3、4セットを取り返す。4セット目はあと少しで40点に達する激しい攻防となった。最終セットも終盤まで拮抗するが、最後の最後で抜け出し開幕戦の勝利を手にしたのはミラノ。大塚は12得点をマークし、ファン投票で選出されるMVPにも輝いた。
チステルナは昨季リーグ優勝のトレンティーノとホームで対戦し、垂水はベンチからのスタートとなった。第1セット目から序盤に点差を離され、その後も追いかける展開となったチステルナ。垂水は14-21の場面で途中出場した。チームは何とかブレイクを成功させ追い上げるも、21-25でセットを落とす。第2セット目は垂水の出番はなく、チームも18-25でセットを落として後がなくなる。第3セット目はスタートから垂水がコートに立ち、ファーストポイントを決める。しかし1、2セット目同様に序盤からリードを許したチステルナは、強豪トレンティーノに終始優位な試合運びをされ、セットを奪取することなくストレートで敗戦し、黒星発進。垂水は2得点をマークした。
セリエA2所属のターラントは、ファーノと対戦。山本はスターティングメンバーとしてコートに立った。昨季スーパーリーグで最下位となり今季よりA2に降格したターラント、開幕戦から勝利を掴みたいところだったが、第1、2セットを立て続けに落とす。第3セットも追いかける展開となり、終盤で追い上げを見せるもあと1歩及ばず。山本はすべてのセットでスタートから出場を果たし、イタリアでのデビュー戦を戦ったが、結果はストレートで敗戦と悔しい開幕戦となった。
次戦の第2節、スーパーリーグのミラノは27日(月)2:00よりピアチェンツァと、チステルナは同日同時刻にクーネオと、ペルージャは同日4:30よりチヴィタノーヴァとの対戦が控えている。A2のターラントは27日(月)3:00よりソレントと対戦する。
・石川祐希(ペルージャ)
vsモンツァ(〇3-1)
先発出場18得点
・大塚達宣(ミラノ)
vsモデナ(〇3-2)
先発出場12得点
・垂水優芽(チステルナ)
vsトレンティーノ(●0-3)
途中出場2得点
・山本龍(ターラント)
vsファーノ(●0-3)
先発出場




