大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第1節GAME1が25日(土)に行われ、リクルートスタッフィングリック&スー旭川体育館にてヴォレアス北海道とジェイテクトSTINGS愛知が対戦した。
世界最高峰リーグを目標に、昨シーズンより新たに誕生したSVリーグは2025-26シーズンで2年目を迎える。リーグのさらなるパワーアップを目指す各チームが、今シーズンはどんな戦いを見せてくれるのかに注目が集まる。
ホームのヴォレアスはアウトサイドヒッター(OH)に池田幸太とメルト・タンメアル、ミドルブロッカー(MB)にティモ・タンメマーと三好佳介、セッター(S)に山岸隼、オポジット(OP)に張育陞、リベロ(L)に外崎航平をスタメンに起用。
対するSTINGS愛知は、Sに前田一誠、OHに藤中謙也とトリー・デファルコ、MBには髙橋健太郎と川口柊人、OPにステファン・ボワイエ、Lには高橋和幸を起用した。
第1セット、タンメアルがサーブに回った場面でブレイクに成功したヴォレアスが7-5と一歩前に出た。STINGS愛知もすぐに取り返し互いに点を取り合う展開となったが、ヴォレアスはブロックポイントや池田のサーブポイントで得点を重ね、15-11と4点のリードを奪った。追いかけるSTINGS愛知はセッターを河東祐大に替えると、終盤追い上げを見せ1点差まで詰め寄るも、最後はタンメアルのバックアタックが決まり、第1セットはヴォレアスが奪った。
第2セットはSTINGS愛知がリードする立ち上がりとなったが、点差を離されまいとヴォレアスも食らいつく。拮抗した戦いを先に抜け出したSTINGS愛知は、この試合2本目となるボワイエのサービスエースや、川口のブロックで連続得点を奪うと、16-11と大きくリードする形となった。その後もSTINGS愛知は藤中やデファルコを中心に得点を重ねると、最後は藤中のスパイクで25点目を奪い、25-18でこのセットを取り返した。
デファルコのサービスエースで始まった第3セットは、徐々にSTINGS愛知が点差を広げていく入りとなった。それでもヴォレアスは、タンメマーのサービスエースやタンメアルのブロックで追い上げると、13-12の場面で相手エースのボワイエを池田がブロックで仕留め、同点とした。その後は点差のつかない展開となったが、張のスパイク、タンメアルのサービスエースと連続ブレイクに成功。終盤STINGS愛知が粘りを見せデュースとなったこのセットだが、最後はタンメマーがサービスエースで決め切り27-25でヴォレアスがこのセットを奪った。
第4セットはブロックとサーブが冴えわたるヴォレアスが走る展開に。9-3と大きくリードしたヴォレアスは、その点差からミスを恐れずさまざまな攻撃を仕掛けながら試合を進めた。あとがないSTINGS愛知はデファルコに替えてリカルド・ルカレッリをコートに送り1点差まで詰めよる場面も見せたが、この試合好調のキャプテン池田にトスを集め得点したヴォレアスがリードを保ち、マッチポイントを握った。池田が負傷により中道優斗と交代するアクシデントがあったものの、最後は張が決め切り25-21でこのセットを奪い、セットカウント3-1で勝利した。
メンバーの入れ替わりはあるものの、昨シーズン準優勝という結果を残していたSTINGS愛知相手に見事に白星をあげたヴォレアス。ホームでの大きな声援を受け今節を2連勝で終えたいところだが、STINGS愛知も修正しGAME2へと挑むだろう。そのGAME2は26日(日)に、GAME1と同じくリクルートスタッフィングリック&スー旭川体育館にて、13:05より行われる。
■試合結果
ヴォレアス 3-1 STINGS愛知
第1セット 25-23
第2セット 18-25
第3セット 27-25
第4セット 25-21




