[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 26日(日)から27日(月)にかけてセリエA女子の第5節が行われ、女子日本代表でセッターの関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオがホームでヴァッレフォリアと対戦した。

 第4節を終えて1勝3敗と負け越しており、2勝目を目指すブスト・アルシーツィオ。関はスタメン起用でコートに立った。第1セットは中盤まで一進一退の攻防で点差がつかずに試合が進む。関は要所でミドルを使いながらサイドを中心に配球。15-15の場面、相手のサーブミスからのポジショナルフォルト、さらにスパイクミスと連続エラーでブスト・アルシーツィオが前に出る。リードを得たブスト・アルシーツィオが終盤もそのまま突き進み、最後はブロックで仕留めて25-21で先取する。

 続く2セット目は互いに点を取り合うシーソーゲームに。両者共にボールを落とさない長いラリーも展開される。関は序盤と終盤の2回、チャンスを逃さずツーアタックを決めて自身でも得点。チームは20点目以降にブレイクに成功してリードすると、その勢いで25-23で制してセットを連取する。このセット、関は勝負所で真ん中の攻撃を使い、途中交代した選手も含めてミドルの2選手の決定率を100%とした。

 第3セットは序盤から大きく点差を離しにかかったブスト・アルシーツィオがゲームを支配する。勢いに乗り、確実に1本で決めるシーンが増え、第1、2セットでは決して良いとは言えなかったサイドのスパイカー陣の決定率も徐々に上がっていく。スタートから流れを掴んだチームは終盤まで相手に追い上げを許さず、25-12という大差でこのセットを制し、ストレートでの勝利となった。

 今試合に勝利し、2勝目をあげたブスト・アルシーツィオ。関はスタメンセッターとしてコートに立ち、自身でも攻撃的にツーアタックを決めるなどの活躍を見せ勝利に貢献した。

 次戦の第6節は30日(木)4:00より、ここまで5勝1敗の成績としているスカンディッチとアウェーで対戦する。

■試合結果

ブスト・アルシーツィオ 3-0 ヴァッレフォリア

第1セット 25-21
第2セット 25-23
第3セット 25-12