セリエA男子の第2節が、26日(日)から27日(月)にかけて開催された。
今季はそれぞれのチームで2シーズン目を迎える、ペルージャ所属の石川祐希、ミラノ所属の大塚達宣、大阪ブルテオンよりチステルナにレンタル移籍中の垂水優芽と、今季よりA2所属のターラントに移籍した山本龍の4名がイタリアでプレーする。
ペルージャはホームでチヴィタノーヴァと対戦し、フルセットの激闘となった。石川は2セット目に途中出場すると、その後のセットはスタートから起用される。セットを取っては取り返される展開の中、石川は冷静なリバウンドで攻撃に繋げたり、巧みなブロックアウトで得点を重ねるなどしてチームに貢献。勝負が決まる最終セットでも一進一退の攻防となったが、僅かに先行していたペルージャが逃げ切ってゲームを制し、開幕2連勝を飾った。石川は9得点をマークした。
ミラノはアウェーでピアチェンツァと対戦し、大塚はスタメン起用される。第1セットのデュースを相手に取られ、続く第2セットは勢いに乗ったミラノが大差で取り返す。しかし第3セットは序盤から相手のペースで試合が進み、大塚も劣勢の場面で何度もトスを託されるが相手ブロックに苦しむ。後がなくなった第4セットもスタートから追いかける展開に。なんとか序盤で1点差まで詰め寄るも、それ以降に再び点差を離されたミラノはセットカウント1-3で敗戦。大塚はすべてのセットで先発で起用され10得点をあげるも、開幕2連勝は叶わなかった。
開幕戦で黒星スタートのチステルナはシーズン初勝利を目指す。昨シーズンA2リーグで優勝し今季よりスーパーリーグに昇格したクーネオとアウェーで対戦、垂水はベンチスタートとなった。第1、2セットは共に序盤からクーネオがリードを奪い、その差を追い上げることができないままチステルナはセットを連続で落とす。後がない第3セットは中盤まで一進一退の攻防が続くも、サービスエースから勢いづいたクーネオが連続得点を奪い、その勢いのままにセットを制し、チステルナは開幕から2戦連続でストレートでの敗北となった。垂水は2、3セット目に途中出場を果たすも、攻撃には絡まずだった。
セリエA2所属のターラントは、ホームでソレントと対戦。山本はスタートからコートに立つ。まず1セット目のデュースを制したターラントが勢いづき、第2セットは序盤から大きく点差をつける。山本はバランスの良いトスワークでスパイカー陣に得点を決めさせ、自身のサービスエースで2セット目を奪取すると、続く第3セットは終盤に逆転する強さを見せ、ターラントはセットを落とすことなくストレートで勝利。山本はトスのみならず、2セット目では脅威の3度のサービスエースを決めて勝利に貢献し、今シーズン初の勝利を手にした。
次戦の第3節、スーパーリーグのペルージャは30日(木)4:30よりパドヴァと、チステルナは同日同時刻にグロッタッツォリーナと、ミラノは31日(金)4:30よりヴェローナとの対戦が控えている。A2のターラントは11月3日(月)2:00より、ラヴェンナと対戦する。
■試合結果
・石川祐希(ペルージャ)
vsチヴィタノーヴァ(〇3-2)
途中出場9得点
・大塚達宣(ミラノ)
vsピアチェンツァ(●1-3)
先発出場10得点
・垂水優芽(チステルナ)
vsクーネオ(●0-3)
途中出場
・山本龍(ターラント)
vsソレント(〇3-0)
先発出場3得点




