[左3枚の写真]=Lega Pallavolo、 [右の写真]=坂口功将

 セリエA男子の第3節が、29日(水)から3日(日)にかけて開催された。

 今シーズンのセリエA男子では、それぞれのチームで2シーズン目を迎えるペルージャ所属の石川祐希、ミラノ所属の大塚達宣、大阪ブルテオンよりチステルナにレンタル移籍中の垂水優芽と、A2所属のターラントに新加入した山本龍の4名がイタリアでプレーしている。

 ここまで開幕2連勝を飾っているペルージャはホームにパドヴァを迎えた。サービスエースから勢い付いたペルージャはパドヴァを圧倒し、ストレート勝利。開幕戦以来のスタメン出場を果たした石川は試合を通してアタック決定率60%をマークし、6得点を獲得した。

 一方、ミラノはヴェローナとのアウェー戦に挑んだ。リードする場面もあったものの、要所で相手に勢い付く得点を許したミラノはストレート負け。3試合連続で先発出場した大塚だが、アタック効果率は16.67%と伸び悩み、5得点に留まった。

 チステルナはグロッタッツォリーナとホームで対戦。垂水はベンチスタートとなった。第1セット、チステルナは相手に点差を詰められながらも何とかリードを保ち、セットを先取する。続く第2セットは打って変わって相手のペースで試合が進む。セット終盤には、垂水がリリーフサーバーに起用されるもサーブはミス。第2セットは相手に奪われる。一進一退の攻防が続いた第3セットは、20点以降に抜け出したチステルナが取り切る。勝利に王手をかけたチステルナだったが、食い下がる相手に第4セットを許し、勝負の行方は最終第5セットに。接戦の第5セットを制したチステルナはフルセットの末に勝利を飾った。

 ターラントはアウェーでラヴェンナと対戦した。山本はこれまでの2戦に続き先発出場し、3得点をあげたものの、チームはストレートで敗戦している。

■試合結果

・石川祐希(ペルージャ) vsパドヴァ(〇3-0) 先発出場6得点 ・大塚達宣(ミラノ) vsヴェローナ(●0-3) 先発出場5得点 ・垂水優芽(チステルナ) vsグロッタッツォリーナ(〇3-2) 途中出場 ・山本龍(ターラント) vsラヴェンナ(●0-3) 先発出場3得点