©SV.LEAGUE

 「2025-26 大同生命SVリーグ」の男子は7日(金)から9日(日)にかけて、計5つのカードが実施される。

東京グレートベアーズ vs VC長野トライデンツ

©SV.LEAGUE

 第2節を終了して早くも全勝、全敗のチームがなくなり、SVリーグ男子は混戦の様相を呈している。東京GBは第2節でサントリーに連敗したものの、GAME1はフルセットに持ち込むなど昨季王者をあと一歩のところまで追い詰めた。活躍が光ったのが、6本のブロックポイントを叩き出したスロベニア人MBのヤン・コザメルニクだ。GAME2では2本のサービスエースを決めており、ネーションズリーグ2025のベストミドルブロッカーが伊達じゃないことを証明して見せた。VC長野も好スタートを切った。開幕節で日鉄堺BZに連勝。WD名古屋と対戦した第2節のGAME2はフルセットに持ち込む粘りを見せた。外国籍選手に加えてベテランの松本慶彦を欠く中、工藤有史、中島健斗ら若手選手が躍動。WD名古屋の強烈なサーブにも我慢強く耐えた。昨季は東京GBの5勝1敗だけに、VC長野がどれだけ意地を見せられるか。

ヴォレアス北海道 vs 日本製鉄堺ブレイザーズ

©SV.LEAGUE

 ヴォレアスは前節、大阪Bにストレートで連敗。それでも、GAME1はそれぞれのセットで23点、22点、22点を奪うなど、拮抗した戦いを演じている。GAME2ではエストニア出身のメルト・タンメアルがチーム最多の13得点をマーク。張育陞もバックアタックで決定率71.4%の高い数字を残しており、今節も実力伯仲の一戦が期待される。連敗スタートとなった日鉄堺BZは第2節のGAME1で広島THから初勝利を挙げた。マシュー・アンダーソンの60.7%を筆頭に、アタッカー陣は全員が決定率50%超え。高梨健太は57.1%の決定率に加え、ブロック1本、サービスエース2本と大暴れ。しかし、翌日のGAME2はストレート負けを喫しており、安定感に課題を残した。新加入選手の活躍とサーブの出来が、勝負の明暗を分けることになりそうだ。

東レアローズ静岡 vs 大阪ブルテオン

©SV.LEAGUE

 古巣との対戦に、キャプテン藤中優斗が燃えた。STINGS愛知と対戦した第2節のGAME2、東レ静岡は劣勢の場面で藤中をコートに送り込む。そこから息を吹き返し、デュースの末に第2セットを奪い返した。同じく途中出場の山田大貴、テイラー・エイブリルも活躍し、フルセットに持ち込む粘り強さを見せている。果たして第3節はどの布陣で挑むのか。阿部裕太ヘッドコーチの手腕にも注目だ。三島市民体育館に乗り込むのは、3勝1敗の大阪B。第2節はヴォレアスを相手にストレートで連勝している。とりわけ高い数字を残したのが、キューバ出身のミゲル・ロペスだ。GAME1のアタック決定率は驚異の73.9%。アタックだけで17得点を稼ぎ出した。抜群の跳躍力から繰り出されるスパイクとサーブが最大の魅力。背番号「81」の一挙手一投足から目が離せそうにない。

広島サンダーズ vs ジェイテクトSTINGS愛知

©SV.LEAGUE

 広島THにとって、ようやく訪れたホーム開幕戦だ。慣れ親しんだ「エフピコアリーナふくやま」でSTINGS愛知を迎え撃つ。日鉄堺BZと対戦した第2節は、GAME1こそ1−3で落としたものの、翌日のGAME2はストレート勝ちで雪辱を果たした。新加入の西本圭吾がアタック決定率75.0%の活躍。ブロック、サーブでもそれぞれ1点ずつ稼いでいる。セッターの永露元稀も徐々にチームにフィットしており、白熱した好ゲームが期待される。STINGS愛知は3連勝と勢いに乗って敵地に乗り込む。東レ静岡と対戦した前節のGAME2は、第5セットが25点までもつれ込んだ。チームを救ったのが、勝負どころで集中力の高さを見せたトリー・デファルコだった。アタック決定率55.0%、23得点の活躍。広島THとの一戦も、バレーボールの醍醐味であるネット際の攻防に注目が集まる。

ウルフドッグス名古屋 vs サントリーサンバーズ大阪

 55.8%のアタック決定率はリーグトップ。9.4%のサーブ効果率で2位につけるなど、抜群の攻撃力を誇るWD名古屋。フルセットで勝った前節のVC長野戦は、ミドルブロッカー陣が本領を発揮した。佐藤駿一郎が90%のアタック決定率をマークし、途中から入ったノルベルト・フベルも69.2%のアタック決定率でチームの勝利に貢献。ミドルブロッカーが機能することで、オポジットの宮浦健人も4本のブロックポイントを量産した。対するサントリーも準備は万端だ。東京GBと対戦した第2節は連勝。特にGAME2の第2、3セットは、相手の得点を15点に抑えるなど完璧な試合運びを見せている。ドミトリー・ムセルスキー、イゴール・クリュカが50%を超えるアタック決定率。セッターの関田誠大もバランスよくトスを配球した。今週のエントリオでは文字通り、世界最高峰のハイレベルなバレーボールが見られるだろう。


■SVリーグ男子第3節 試合日程・放送情報・配信情報

東京グレートベアーズ vs VC長野トライデンツ

▼日時
GAME1:11月7日(金)19時05分~
GAME2:11月8日(土)15時05分~
▼会場
国立代々木競技場第二体育館
▼放送
GAME1: J SPORTS 2
GAME2: なし
▼配信
J SPORTSオンデマンド

ヴォレアス北海道 vs 日本製鉄堺ブレイザーズ

▼日時
GAME1:11月8日(土)13時05分~
GAME2:11月9日(日)13時05分~
▼会場
リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館
▼放送
なし
▼配信
J SPORTSオンデマンド

東レアローズ静岡 vs 大阪ブルテオン

▼日時
GAME1:11月8日(土)14時05分~
GAME2:11月9日(日)14時05分~
▼会場
三島市民体育館
▼放送
なし
▼配信
GAME1:J SPORTSオンデマンド
GAME2:J SPORTSオンデマンド、SVリーグFree Live GAME!

広島サンダーズ vs ジェイテクトSTINGS愛知

▼日時
GAME1:11月8日(土)14時05分~
GAME2:11月9日(日)13時05分~
▼会場
エフピコアリーナふくやま
▼放送
なし
▼配信
J SPORTSオンデマンド

ウルフドッグス名古屋 vs サントリーサンバーズ大阪

▼日時
GAME1:11月8日(土)14時35分~
GAME2:11月9日(日)13時35分~
▼会場
エントリオ
▼放送
フジテレビNEXT
▼配信
GAME1:J SPORTSオンデマンド、SVリーグFree Live GAME!
GAME2:J SPORTSオンデマンド

「J SPORTS バレーボールパック」はSVリーグを男女全試合配信!【PR】

J SPORTS バレーボールパック

「J SPORTS バレーボールパック」は、月額2,580円(税込)で『大同生命SVリーグ』男女全試合など、バレーボールに特化した配信コンテンツを楽しめるプラン。

SVリーグだけでなく、アジアチャンピオンズリーグ(男子)大学リーグ、さらにはチームの魅力が伝わる選手のトーク番組や応援番組なども一緒に楽しめます。

特に、U25割対象の方は月額1,290円(税込)で同様のコンテンツを楽しむことができるのでお買い得!

POINT

『大同生命SVリーグ』の2025-26シーズン男女全試合が視聴可能

チームの魅力が伝わる選手のトーク番組や応援番組も楽しめる!

U25割対象の方は月額1,290円でお買い得!

「J SPORTS バレーボールパック」をU-NEXTで楽しもう!【PR】

U-NEXT「J SPORTS バレーボールパック」

U-NEXT 「J SPORTS バレーボールパック」は、月額2,580円(税込)で『大同生命SVリーグ』男女全試合など、バレーボールコンテンツを視聴できるプラン。

U-NEXTの月額プラン(月額2,180円・税込/31日間無料トライアルあり)をあわせて利用すると、毎月付与されるポイントを活用できるのでよりお得感がUP!

また、映画、アニメ、ドラマなどのエンタメコンテンツのほか、「月刊バレーボール」などの雑誌が読み放題でお楽しみいただけます。

POINT

『大同生命SVリーグ』の2025-26シーズン男女全試合を楽しめる!

プレシーズンマッチなど、さまざまな国内外のバレーボール大会を配信予定

U-NEXTの月額プランと組み合わせると、毎月付与されるポイントでよりお得に!

この記事を書いたのは

岩本勝暁

岩本勝暁 の記事をもっと見る