[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 10日(月)にセリエA女子の第8節が行われ、女子日本代表キャプテンでアウトサイドヒッターの石川真佑が所属するノヴァーラはアウェイでペルージャと対戦した。

 ここまで5勝2敗としていたノヴァーラが、2勝5敗のペルージャと戦うことになったこの一戦。石川はスターティングメンバーを外れての試合開始となった。

 第1セットは序盤からノヴァーラがリードを広げ、9-3と一時6点差をつける立ち上がりとなった。最初の勢いそのままに試合を進めたノヴァーラはこのセット、テイラー・ミムズが8得点、リナ・アルスマイヤーとインディ・バイエンスが5得点ずつあげる活躍を見せ、第1セットを25-14で先取した。

 序盤からややペルージャがリードする入りとなった第2セット、中盤にかけてペルージャが点差を離しにかかり、ノヴァーラは11-13と2点を追いかける場面で4連続得点を許した。ノヴァーラは途中交代で石川をコートに送り、終盤石川の攻撃で追い上げを見せるも力及ばず、20-25でこのセットを落とした。

 石川がスタメン起用となった第3セット、どちらかがリードしてもすぐに追いつく形で試合が進み、このセットはデュースまでもつれ込む展開となった。先にセットポイントを握ったのはノヴァーラだったが、最後はペルージャのベアトリーチェ・ガルディーニが連続で得点し、このセットは29-27でペルージャが奪った。

 続く第4セットも石川はスターティングメンバーとしてコートに立った。切り替えを見せたノヴァーラは一度もペルージャに先行されることなく先に20点台へと乗せると、最後はペルージャのカシャウナ・ウィリアムズのサーブミスで25点目を得る。25-20で第4セットを取り返し、勝負の行方は最終第5セットへと持ち込まれた。

 第5セットも石川はスタートからコートに立った。第4セットの勢いでこのセットも取り切りたいノヴァーラだったが、ペルージャも粘り強い攻撃で得点し、このセットも接戦のデュースに。両チーム共に、マッチポイントを握り合う展開になるものの、最後はガルディーニがスパイクをスパイクを決め、19-17でこのセットを取り切ったペルージャが勝利した。

 第2セットから途中出場し、アルスマイヤーとバイエンスの18得点に次ぐ14得点でチームの攻撃面に貢献した石川だったが、チームはデュースとなった接戦を取り切れず、前節に引き続きフルセットの末に黒星を喫する結果となった。

 次戦の第9節では、11月13日(木)4:30より現在9位につけているヴァッレフォリアとの対戦を予定している。

⬛︎試合結果
ペルージャ 3-2 ノヴァーラ
第1セット 14-25
第2セット 25-20
第3セット 29-27
第4セット 20-25
第5セット 19-17