[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 日本時間10日(月)にセリエA女子の第8節が行われ、女子日本代表でセッターの関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオがモンヴィーゾと対戦した。

 ここまで2勝5敗と負け越しており、直近の試合では2連敗を喫していたブスト・アルシーツィオ。連敗脱出をかけて戦ったこの試合、関はスターティングメンバーとしてコートに立った。

 第1セット、ブスト・アルシーツィオは終始優位に試合を進め、4点のリードを守りながらセット終盤の戦いへと入った。このまま取り切ると思われたが、モンヴィーゾが終盤に追い上げを見せ22-22で同点に追いつくと、逆転に成功。セットポイントを握られる中で、最後はブスト・アルシーツィオにミスが出て、このセットはモンヴィーゾが25-27で先取した。

 第2セットは序盤からモンヴィーゾの流れで試合が進み、5-12と一時7点のリードを許す形となった。どうにか追い上げたいブスト・アルシーツィオは選手交代を利用しながらリズムを掴もうとするも、序盤に許した点差を縮め切ることができず、16-25と大差でこのセットを落とした。

 あとがない第3セット、勝利に向けてこのセットを取るしかないブスト・アルシーツィオは、序盤こそリードを許したものの、9-11の場面から6連続得点で逆転に成功し、15-11と一気に4点のリードを奪った。そのリードを保ったまま試合を進めたブスト・アルシーツィオは相手のミスで25点目を得ると、25-19で第3セットを取り返した。

 続く第4セット、このセットも取り切りフルセットへと持ち込みたいブスト・アルシーツィオだったが、試合はモンヴィーゾが点差をつけていく展開となった。序盤から中盤にかけて大きく点差を離されたまま、モンヴィーゾが20点台へと乗せたこのセット、反撃を試みるも力及ばず14-25と大差で落とし、セットカウント1-3でモンヴィーゾが勝利した。

 この試合、スタメン起用となった関はさまざまな攻撃を利用しチームに勢いをもたらせようとするも、モンヴィーゾの攻撃に押されて敗戦した。この敗戦によってチームは3連敗となり、現在12位となっている。

 次戦の第9節は、11月13日(木)4:30より、現在7位につけているクーネオとの対戦を予定している。

■試合結果
モンヴィーゾ 3-1 ブスト・アルシーツィオ
第1セット 27-25
第2セット 25-16
第3セット 19-25
第4セット 25-14