[写真]=Lega Pallavolo

 セリエA男子の第6節が、9日(日)から10日(月)にかけて開催された。

 今シーズンのセリエA男子では、それぞれのチームで2シーズン目を迎えるペルージャ所属の石川祐希、ミラノ所属の大塚達宣、大阪ブルテオンよりチステルナにレンタル移籍中の垂水優芽と、A2所属のターラントに新加入した山本龍の4名がイタリアでプレーしている。

 ペルージャは開幕から負けなしの4連勝中。相手となるピアチェンツァはここまで2勝2敗の成績だ。5連勝をかけた今試合、第1セット終盤でベンチに下がったペルージャのキャプテンで正セッターであるシモーネ・ジャネッリを欠く中、チームは2セットダウンから見事な立て直しを見せ、フルセットに持ち込み逆転勝利を掴んだ。石川は2セット目と4セット目に途中出場、勝負が決まる5セット目にはスタートからコートに立ち、7得点をあげた。4セット目では、劣勢の場面から多彩なスパイクでポイントを重ね、チームに良い流れをもたらし勝利に貢献した。

 今季1勝に留まっているチステルナは、同じく1勝3敗のモンツァとアウェイで対戦した。第1セット、チステルナは序盤からのリードを保ちセットを先取。続く第2セットは打って変わり相手のペースで試合が進む。流れを掴めないまま、チステルナは第2セットを相手に奪われる。第3セットは、序盤に点差を広げられたチステルナは粘りを見せ終盤で1点差まで追いつくが、モンツァがそれを振り切る。しかしセットカウント2-1で後がないチステルナは第4セットを奪い返すと、接戦となった第5セットも制して勝利を飾り、今季2勝目をあげた。なお、今試合では垂水の出場はなかった。

 一方、大塚が所属するミラノは日程の関係で、9日から10日にかけては試合は行われず、第6節を20日(木)の4:30にグロッタッツォリーナとの対戦が予定されている。

 なお、A2のターラントは10日(月)に第4節のアウェイ戦をポルデノーネと対戦。山本はこれまでの3戦に引き続き先発出場し、サービスエースによる1得点をあげたものの、チームは終盤に追い上げた第1、第2セットの接戦を取り切れずストレートで敗戦、前節より2連敗を喫しこれで1勝3敗としている。

 次戦は、日程の関係で後ろ倒しとなった第5節が行われる。ミラノは16日(日)2:00よりパドヴァと、ペルージャは17日(月)0:00よりヴェローナと、チステルナは同日3:00よりモデナと対戦する。なお、ペルージャは第5節を戦う前の14日(金)4:30より、第11節のクーネオ戦が控えている。

■試合結果

・石川祐希(ペルージャ)
vs ピアチェンツァ(〇3-2)
途中出場7得点

・垂水優芽(チステルナ)
vs モンツァ(〇3-2)
出場無し