12日(水)にセリエA女子の第9節が行われ、女子日本代表キャプテンでアウトサイドヒッターの石川真佑が所属するノヴァーラはホームのパラ・イゴールでヴァッレフォリアと対戦した。
11月に入り2試合連続でフルセット負けを喫しているノヴァーラ。優勝争いから離されないために連敗を止めたい中、同じく2連敗中のヴァッレフォリアをホームに迎えた。
前節のペルージャ戦ではスタメンを外れていた石川がスタートから起用された試合は、第1セットからノヴァーラのペースに。徐々にリードを広げると、最後は石川の得点で25-16と大差でセットを奪った。
幸先の良いスタートを切ったノヴァーラだったが、2セット目は相手にリードを奪われる展開。それでも20点台に差し掛かるところで一気に逆転に成功すると、勢いのままに25-21でセットを奪い切り、3試合ぶりの勝利に王手をかける。
そして迎えた第3セット、序盤から中盤にかけて石川の3連続得点も生まれるが、一歩も引かないヴァッレフォリア。第2セットとは逆に20点台で勝負強さを発揮したヴァッレフォリアがセットを奪う。
続く第4セットは完全にヴァッレフォリアのペースに。ノヴァーラは大きなビハインドを負うと、最後までその点差を詰め切れずに16-25でセットを奪われた。
勝負の第5セットはヴァッレフォリアが0-3といきなり抜け出す。それでも石川がノヴァーラの最初のポイントを奪うと、逆転に成功。その後もヴァッレフォリアに粘られるが、15-13の接戦を制し、フルセットの勝負をものにした。
これで連敗をストップしたノヴァーラは戦績を6勝3敗としリーグ4位につけている。全セットにスタートから出場した石川はチーム最多の20得点でこの試合のMVPの選出。チームの連敗ストップに大きく貢献した。
ノヴァーラは次戦、16日(日)4時からここまで7勝3敗の3位ミラノとのアウェイゲームに臨む。
⬛︎試合結果
ノヴァーラ 3-2 ヴァッレフォリア
第1セット 25-16
第2セット 25-21
第3セット 16-25
第4セット 20-25
第5セット 15-13




