16日(日)にセリエA女子の第10節が行われ、女子日本代表キャプテンでアウトサイドヒッターの石川真佑が所属するノヴァーラは、アウェーでミラノと対戦した。
12,667名が来場し、セリエA女子の観客数最多記録を更新した今試合。ここまで6勝3敗で4位のノヴァーラは、7勝3敗で3位のミラノと対戦した。
第1セット、石川はスタートからコートに立った。序盤、前に出たノヴァーラだが8-9で逆転を許すと、その後は競った展開に。終盤まで一進一退の攻防が続いたが、ノヴァーラが7連続で一気にこのセットを取り切った。続く第2セットもノヴァーラリードの入りとなったが、以降は拮抗した展開が続いた。先に相手にセットポイントを握られながらも、デュースに持ち込んだノヴァーラは27-25でこのセットを取った。
第3セットも中盤まで1点を取り合う攻防に。しかし、ノヴァーラは15-15から相手に4連続得点を許す。その後も、5連続得点を奪われたノヴァーラは17-25で第3セットを落とした。第4セットは終始、相手のペースで試合が進む。13-20まで点差を離されたノヴァーラは反撃のきっかけを生み出せず。このセットもミラノが制し、試合はフルセットにもつれ込んだ。
勝負の第5セットは競った入りとなる。膠着状態だった中盤には、石川が世界的オポジットであるパオラ・エゴヌのアタックを1枚ブロックで仕留める場面も。その後、12-9と抜け出したノヴァーラはこのセットを取り切り、フルセット勝利を飾った。
2セットを先取したところからフルセットに持ち込まれたノヴァーラだが、勝負所で力を発揮し、勝利を掴み取った。石川はブロック1本を含むチームトップタイの13得点をマーク。前節のヴァッレフォリア戦に続くMVPを獲得した。次戦の第11節、ノヴァーラは11月23日(日)3:00より今季からA1に昇格したマチェラータと対戦する。
■試合結果
ノヴァーラ 3-2 ミラノ
第1セット 25-20
第2セット 27-25
第3セット 17-25
第4セット 17-25
第5セット 15-11




