[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 20日(木)にセリエA女子の第14節が行われ、女子日本代表のセッター関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオはコネリアーノと対戦した。

 第10節まで終えて4勝6敗のブスト・アルシーツィオ。前倒しで行われた第14節でコネリアーノとのアウェー戦に挑んだ。コネリアーノは昨季に関が所属したクラブであり、今季はここまで負けなしの11連勝を飾っている。

 前節でMVPを獲得した関は、この試合もスタートからコートに立った。第1セットはブスト・アルシーツィオが先行する入りに。ブスト・アルシーツィオは中盤に連続得点し、21-14まで点差を広げる。しかし、このままで終わらせないのが常勝軍団のコネリアーノ。徐々に点差を縮めていき、23-23で同点とする。最大で7点のリードを獲得したブスト・アルシーツィオだが、逆転で第1セットを奪われる。

 続く第2セットは終始競った展開となった。一進一退の攻防が終盤まで続き、試合はデュースにもつれ込む。最後はブスト・アルシーツィオがブロックポイントを決め、30-28で第2セットを取り切った。

 第3セットはここまでと一転、序盤からコネリアーノが主導権を握る流れに。ブスト・アルシーツィオは勢い付いたコネリアーノを止めることは出来ず、14-25の大差でこのセットを落とす。

 第4セットは序盤、2セットダウンのブスト・アルシーツィオが10-6と前に出る。しかし、10-10で同点に追いつかれると、以降は拮抗した展開が続く。先にマッチポイントを握られながらも、デュースに持ち込んだブスト・アルシーツィオは27-25で第4セットを制した。

 最終第5セットは序盤からコネリアーノが8-2と抜け出す展開に。選手交代を駆使するブスト・アルシーツィオは何とか食い下がり、点差を詰めるも力及ばず。第5セットを奪われ、フルセット負けを喫した。

 デュースの末に2セットを取るなど粘りを見せたブスト・アルシーツィオだったが、勝負所で力を発揮出来ず。悔しい敗戦となった。関は全てのセットでスタートから出場し、試合を通して1得点をあげた。

 ブスト・アルシーツィオは次戦、24日(月)1:00より行われる第11節でホームでペルージャと対戦する。

■試合結果
ブスト・アルシーツィオ 2-3 コネリアーノ
第1セット 23-25
第2セット 30-28
第3セット 14-25
第4セット 27-25
第5セット 10-15