23日(日)にセリエA男子の第7節が行われ、男子日本代表のアウトサイドヒッター(OH)大塚達宣が所属するミラノと大阪ブルテオンからレンタル移籍中の垂水優芽が所属するチステルナが対戦した。
20日(木)に第6節のグロッタッツォリーナ戦を戦い中2日のミラノ。一方のチステルナはモデナ戦の勝利から中6日での戦いとなった。
大塚がスターティングメンバーとしてコートに立った第1セット、先にリードを奪ったのはチステルナだった。11-13と追いかける場面で難しいトスをライン際に決め切るなど大塚の活躍も見られたが、このセットは中盤までチステルナのリズムで進んだ。それでも17-17で同点に追いついたミラノが19-18で逆転に成功すると、終盤に粘りを見せたミラノが連続で得点し、25-21で第1セットを先取した。
徐々にミラノが点差を広げる形となった第2セット、途中交代で垂水がコートに立ち洛南対決が実現することに。19-14の場面で大塚がサーブに回ると、サービスエースで得点し先に20点台へと乗せた。その直後、大塚が放ったサーブをフィリッポ・ランツァが受け、垂水がスパイクで得点するという場面も見られた。24-18とミラノがセットポイントを握った場面で垂水がサーブに回ったがそのサーブはアウトとなり、25-18でミラノが第2セットも連取した。
続く第3セットは大塚、垂水ともにスタメン起用となった。あとがないチステルナは序盤こそ食らいつくも中盤にかけて点差を離され、17-11と点差は一時6点に開いた。23-20とミラノがこのセットを制するかと思われた場面でチステルナは2連続でブロックポイントを奪い流れに乗ると、デュースへと持ち込んだ。どちらがこのセットを取り切るか最後まで分からない展開となったが、最後はミラノのフェレ・レガースがサービスエースで26点目を取り切り26-24で第3セットを制し、ストレートでこの試合に勝利した。
スタメン起用の大塚は攻守にわたって活躍し10得点をあげ、チームは4連勝。一方の垂水は途中出場で4得点をあげるも2連勝とはならなかった。この結果を受けてミラノは現在3位、チステルナは9位につけている。
次戦の第8節、ミラノは12月1日(月)2:00よりトレンティーノと、チステルナも同時間より石川祐希が所属するペルージャと対戦する。
■試合結果
チステルナ 0-3 ミラノ
第1セット 21-25
第2セット 18-25
第3セット 24-26




