23日(日)にセリエA女子の第11節が行われ、女子日本代表のセッター関菜々巳が所属するブスト・アルシーツィオはペルージャと対戦した。
第10節までと前倒しで行われた第14節までを終えて4勝7敗のブスト・アルシーツィオ。第11節はホームで4勝6敗のペルージャと対戦した。
第1セット、関は前試合に引き続きスタメン出場を果たす。序盤は拮抗した展開となったが関はトスワーク以外にも守備で貢献する場面もあり、守備の硬さをみせたブスト・アルシーツィオが攻撃機会を増やし徐々に点差を広げて、先に20点台に乗せる。終盤でブロックポイントを奪われるも25-21で逃げ切って1セット目を先取した。
続く第2セット、序盤こそサイドアウトの奪い合いとなったが、関の献身的なトスからサイドへの攻撃に繋げて得点を重ね、試合の主導権を握ると20-14と先行した。勢いそのままに25-15でこのセットも奪った。
第3セット関のサーブで崩して流れを掴み、ツーアタックも決めるなどして先行する。しかし、じわじわと詰め寄るペルージャに2連続でブロックポイントを奪われ逆転を許す。その後にミスが増えてしまい失点が増えるブスト・アルシーツィオ。関がブロックポイントを奪う場面もあったものの、流れを取り返せず18-25でこのセットを失った。
勝負の第4セット、出だしからブスト・アルシーツィオが勢いを見せる。関は乱れたレシーブからでも攻撃に結びつけるトスを上げて得点を重ねる。終始相手にブレイクを許さずに、25-9の大差で試合終了となりセットカウント3-1でブスト・アルシーツィオが勝利した。
ブスト・アルシーツィオはブロックポイント、サービスエースでペルージャを上回り、守備でも粘りをみせて勝利した。関は全てのセットでスタートから出場し、試合を通してブロックポイント1点を含む3得点をあげた。
ブスト・アルシーツィオは次戦、11月30日(月)23:30より行われる第12節アウェーでミラノと対戦する。
■試合結果
ブスト・アルシーツィオ 3-1 ペルージャ
第1セット 25-21
第2セット 25-15
第3セット 18-25
第4セット 25-9




