令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会のファイナルラウンドが1回戦が11日(木)に東京体育館で行われ、全日本インカレ3位の明海大学がV.LEAGUE WOMENのカノアラウレアーズ福岡にストレート勝ち。2回戦へと駒を進めた。試合後、チームを牽引する堤亜里菜主将がインタビューに応じた。
Vリーグチーム相手に勝利を収めたものの、自己評価は厳しめ。「全カレも終わってチームとして集大成になる大会ですが、まだミスが多く、大会の雰囲気に慣れていない部分がありました。自分たちの力はまだ出し切れていないです」と反省を口にする。
それでも、明海大が誇る「マジカルバレー」には確かな手応えを感じている。「コンビバレーを武器にしているので、そういうところは(格上相手でも)通用するのかなと思います」と、自分たちのスタイルがプロ相手にも通じることを証明した。
4年生の堤にとって最後の大会となる今大会。その今大会の目標について「結果というよりも内容。悔いの残らない終わり方をしたい」と語った。その言葉の裏には、同期への強い思いがある。「1年生の頃からコートに入っている4年生がすごく多いので、感謝の気持ちを含めて、チームのために4年生が中心になって頑張っていきたい」と話した。
2回戦の相手は、SVリーグの群馬グリーンウイングス。練習試合も行う間柄だというが、「今は外国籍選手も多く、高さのあるチーム」と警戒する。勝負の鍵はディフェンスだ。「粘って粘って、相手よりもレシーブで負けないように。流れをものにして、出だしから頑張っていきたい」。
試合はあす12日(金)の朝10時開始予定。1回戦の最終試合から2回戦の第1試合というハードなスケジュールだが、「朝は慣れているので大丈夫です」と笑顔を見せた主将。持ち前の守備力とコンビバレーで、SVリーグチーム相手にさらなる「ジャイアントキリング」を狙う。




