国際バレーボール連盟(FIVB)が11日(木)、2028年ロサンゼルスオリンピック(ロス五輪)への出場権獲得方式がIOC理事会およびFIVB理事会の承認を経て正式に決まったことを発表した。
バレーボール競技では、男子12チーム、女子12チームの計24チームがロス五輪への出場権を獲得する。開催国であるアメリカは男女それぞれ1枠の出場枠が保証され、それ以外の男女各11チームについては以下の3つの方法で出場する国を決めていく。
まず、2026年に5大陸連盟で開催されるバレーボール大陸選手権から出場枠争奪戦が始まる。各大陸選手権の優勝チームには出場権が与えられ、本大会では男女各5ヵ国が出場権を獲得する。
次の出場権獲得の機会は、2027年開催のFIVBバレーボール世界選手権だ。女子大会はアメリカとカナダが共同開催、男子大会はポーランドで開催される。本大会の最終順位において、各大陸選手権で出場枠を獲得していない男女各上位3チームがロス五輪の出場権を与えられる。
そして、2028年ネーションズリーグの予選フェーズ終了時点のFIVBバレーボール世界ランキングに基づき、最後の男女各3枠の出場国が決まり、この時点ですべての出場国が決まることになる。
ビーチバレーボール競技では、男子24チーム、女子24チームの計48チームが出場。各国のオリンピック委員会は男女それぞれ最大2チームまで出場させることができる。開催国であるアメリカは男女それぞれ1枠の出場枠は保証されており、さらに以下の通常の予選ルートを通じて2枠目を獲得する可能性がある。
まず初めの出場権獲得のチャンスは、2026年に開催されるビーチバレー大陸選手権または大陸ツアー決勝戦。5つの大陸連盟において、各地域の男女優勝チームが出場枠を獲得し、男女5枠ずつの出場チームが決まる。
次のチャンスは2027年にオランダで開催される2027年FIVBビーチバレーボール世界選手権。男女それぞれの優勝チームに出場権が付与される。
また2028年に確定するオリンピックランキングにおいて、ロス五輪出場枠の大部分を占める男女各14チームが出場権を獲得することに。このランキングの詳細は2026年に改めて発表予定としている。
そして最後はオリンピック予選シリーズ(OQS)となる。OQSでは男女各3枠が割り当てられ、こちらも詳細は2026年に発表予定だ。




