16日(火)、「FIVB 男子バレーボール 世界クラブ選手権 2025」の予選ラウンドが行われ、日本の大阪ブルテオンがブラジルのクルゼイロと対戦した。
12月16日(火)から21日(日)にブラジルのベレンで開催される2025男子世界クラブ選手権大会。5大陸の各王者の他、開催国王者と主催者推薦のワイルドカード2チームを加えた計8チームが出場し、クラブ世界一をかけて戦う。日本からは、大阪Bが2025年5月に行われたアジアクラブ選手権で準優勝を飾り、今大会の出場権を獲得した。
そんな大阪Bが予選ラウンドの初戦で対決するのは、前回大会の王者であるクルゼイロ。クルゼイロは同大会で5度の優勝を誇る強豪チームで、男子ブラジル代表としても長年活躍しているミドルブロッカーのルーカス・サートカンプらが所属している。また、現在大阪Bに在籍しているアウトサイドヒッターのミゲル・ロペスも、かつてクルゼイロでプレーしており、2021年の世界クラブ選手権ではチームの優勝に貢献。個人でもMVPに輝いている。
大阪Bはアウトサイドヒッター(OH)に富田将馬とロペス、ミドルブロッカー(MB)に彭世坤(ポン・シーコン)とエバデダン・ラリー、セッター(S)にアントワーヌ・ブリザール、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大をスタメン起用した。
注目の第1セットは序盤、一進一退の攻防となる。富田のブロックポイントやブリザールのサービスエースでブレイクした大阪Bは、12-7までリードを広げる。中盤も、安定したディフェンスから得点を重ねた大阪B。終盤にかけて連続得点し、25-14の大差で第1セットを取った。
続く第2セットも勢いの衰えない大阪Bが先行する入りに。クルゼイロにも徐々に粘りのプレーが出始めるが、ポンのブロックポイントから再び勢い付いた大阪Bが15-9と点差を広げる。相手にブレイクを許しながらも、リードをキープした大阪Bが25-18で第2セットを取り切る。
第3セットは開始早々、ブロックポイントやサービスエースで大阪Bが前に出る。粘り強い繋ぎや相手を崩すサーブで主導権を握り続ける大阪B。ロペスのサーブから13-5まで一気に点差が開く。中でも富田の好調さが目立ち、ここまでアタック効果率は70%超え、ブロックやフロアディフェンスでも存在感を発揮していた。終始、流れを掴んで離さなかった大阪Bが第3セットを取り、圧巻のストレート勝利を飾った。
集中力を切らさず、持ち前の守備力や多彩な攻撃を発揮した大阪Bが好スタートを切った。次戦の予選ラウンド第2試合、大阪Bは12月17日(水)25:30より、男子日本代表の石川祐希擁するイタリアのペルージャと対戦する。
■試合結果
大阪ブルテオン 3-0 クルゼイロ(ブラジル)
第1セット 25-14
第2セット 25-18
第3セット 25-14




