[写真]=Volleyball World

 18日(木)、「FIVB 男子バレーボール 世界クラブ選手権 2025」の予選ラウンドが行われ、日本の大阪ブルテオンと石川祐希擁するイタリアのペルージャが対戦した。

 12月16日(火)から21日(日)にブラジルのベレンで開催される2025男子世界クラブ選手権大会。5大陸の各王者の他、開催国王者と主催者推薦のワイルドカード2チームを加えた計8チームが出場し、クラブ世界一をかけて戦う。

 日本からは、大阪Bが2025年5月に行われたアジアクラブ選手権で準優勝を飾り、今大会の出場権を獲得した。16日に行われた初戦では、前回大会の王者であるクルゼイロ(ブラジル)と対戦し、圧巻のストレート勝利を飾っている。

 一方、昨季の欧州チャンピオンズリーグを制し、今大会に出場しているペルージャは世界クラブ選手権で2度の優勝を誇る強豪チーム。日本代表の石川だけでなく、世界No.1セッターの呼び声高いシモーネ・ジャネッリや、2023年の世界クラブ選手権でチームを優勝に導き、自身もMVPを獲得したオレフ・プロトニツキが所属するなど実力者揃いだ。17日に行われたスウェリー(リビア)との初戦でも完勝を収めている。

 大阪Bはアウトサイドヒッター(OH)に富田将馬とミゲル・ロペス、ミドルブロッカー(MB)に彭世坤(ポン・シーコン)とエバデダン・ラリー、セッター(S)にアントワーヌ・ブリザール、オポジット(OP)に西田有志、リベロ(L)に山本智大をスタメン起用。初戦と同様の布陣で挑んだ。

 対するペルージャはOHにカミル・セメニウクとプロトニツキ、MBにアグスティン・ロセルとセバスティアン・ソレ、Sにジャネッリ、OPにワシム・ベンタラ、Lにマッシモ・コラチを先発起用。石川はベンチスタートとなった。

 注目の第1セットは互いに譲らず拮抗した入りに。中盤もサイドアウトが続く中、西田のブロックやブリザールのサーブから大阪Bが一歩前に出る。相手の高いブロックや強力なサーブに、多彩な攻撃や安定した守備で対応する大阪Bは終盤にかけてその差を広げていく。食い下がったペルージャだったが、最後は大阪Bがブロックを決め、第1セットを取り切った。

 続く第2セットは序盤、「ブロック・デビルズ」の愛称で知られるペルージャが牙をむき、12-5と一気にリードを広げる。流れを変えたい大阪Bは、2枚替えでSの中村駿介とOPの西山大翔を投入。さらにポンに代えてMBの山内晶大を起用した。ペルージャの連続得点こそ断ち切った大阪Bだが、その後も点差を詰められないまま終盤に突入する。ロペスのサーブから大阪Bが粘りを見せるも、武器であるブロックやサーブから主導権を握ったペルージャが25-16の大差で第2セットを取り返す。

 第3セットの序盤は一進一退の攻防となる。サービスエースの飛び出したペルージャが先行するも、試合の流れは大きく動くことなく中盤に入る。互いにブレイクを取り合う中、大阪Bは富田のブロックで16-16の同点に追いつく。しかし、ペルージャのブロックが大阪Bに襲い掛かり、17-20と再びリードを許す展開に。その後も西田のサーブから一時は同点とした大阪Bだが、ブロックポイントからペルージャに流れを奪われ、第3セットを落とした。

 第4セット、2セットダウンで後のない大阪Bはポンに代えてMB西川馨太郎をスタートから起用する。競った入りとなった第4セット、ペルージャが中盤に奪ったリードを維持したまま、終盤に突入した。しかし、食らいつく大阪Bはブリザールのツーアタックで21-20と逆転。西川のサービスエースでリードを広げた大阪Bは、第4セットの接戦を制した。

 運命の第5セットは開始早々、ペルージャが4連続得点で前に出る。一方の大阪Bはブレイクを重ねて点差を縮めるも、なかなかリードを奪うことが出来ない。終盤もペルージャがリードを保つ一方、突き放されまいと粘った大阪B。ペルージャに先にマッチポイントを握られながらも、大阪Bはデュースへと持ち込んだ。その後は息つく間もない攻防が繰り広げられる。20点を超える熱戦を制したのはペルージャ。フルセットの末、勝利を飾った。

 ブロックやサーブで優位に立ったペルージャがフルセットの激闘を制す結果となった。石川の出場はなく、日本人対決は実現しなかったものの、見ごたえのある試合が繰り広げられた。次戦の予選ラウンド最終戦、ペルージャは12月18日(木)22:00よりブラジルのクルゼイロと、大阪Bは同日の25:30よりリビアのスウェリーと対戦する。

■試合結果
大阪ブルテオン 2-3 ペルージャ(イタリア)
第1セット 25-23
第2セット 16-25
第3セット 22-25
第4セット 25-23
第5セット 21-23

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この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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