19日(金)、「FIVB 男子バレーボール 世界クラブ選手権 2025」の予選ラウンドが行われ、日本の大阪ブルテオンとリビアのスウェリーが対戦した。
12月16日(火)から21日(日)にかけてブラジルのベレンで開催される2025男子世界クラブ選手権大会。5大陸の各王者の他、開催国王者と主催者推薦のワイルドカード2チームを加えた計8チームが出場し、クラブ世界一をかけて戦う。日本からは、大阪Bが2025年5月に行われたアジアクラブ選手権で準優勝を飾り、今大会の出場権を獲得。予選ラウンドではプールBに振り分けられた。
初戦のクルゼイロ(ブラジル)戦をストレート勝利で飾った大阪Bは、続くペルージャ(イタリア)との第2節でフルセット負け。しかし、この試合の前に行われたペルージャとクルゼイロの一戦でペルージャがストレート勝利したことにより、大阪Bの予選ラウンド2位通過が決まっている。
アフリカ王者であるスウェリーとの予選ラウンド最終戦、大阪Bはアウトサイドヒッターに仲本賢優と甲斐優斗、ミドルブロッカーに山内晶大と西川馨太郎、セッターに中村駿介、オポジットに西山大翔、リベロに池城浩太朗をスタメン起用。ここまでの2戦から大きくメンバーを変更した。
第1セットの序盤は一進一退の攻防となるも、中盤にかけてスウェリーのブロックが大阪Bに襲い掛かり、7-10とリードを奪われる。相手のスパイクミスも重なり、大阪Bが15-14で逆転に成功すると、その後は膠着状態のまま終盤に入る。20点以降にブレイクした大阪Bが第1セットを取り切った。
続く第2セットも入りは競った展開に。このセットも、中盤に差し掛かった場面で相手にリードを許した大阪B。以降、なかなか追いつくことが出来なかったが、甲斐のサーブから20-18と前に出る。食い下がるスウェリーを相手に苦戦を強いられながらも、大阪Bが25-23で第2セットを取った。
第3セットは、2セットダウンで後のないスウェリーが一歩前に出る入りとなった。大幅なメンバー交代を行い、ディフェンスに粘り強さが出始めたスウェリーに対し、大阪Bは4点まで点差を広げられる。しかし、甲斐のサーブから一気に同点とした大阪Bは中盤、17-15とリードを広げる。終盤もその差を維持した大阪Bは第3セットを取り、ストレート勝利を収めた。
ここまでの2戦から大きくメンバーを変更した大阪Bだが、選手層の厚さを見せつけて予選ラウンドの最終戦を白星で飾った。予選ラウンド2位通過の大阪Bは次戦、12月21日(日)に行われる準決勝でプールA1位のチームと対戦する。
■試合結果
大阪ブルテオン 3-0 スウェリー(リビア)
第1セット 25-22
第2セット 25-23
第3セット 25-21




