[写真]=須田康暉 ※写真は2025年撮影

 令和7年度天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会のファイナルラウンドは12月11日(木)から東京体育館で開催。

 20日(土)に行われた天皇杯ファイナルラウンド準決勝(京王アリーナTOKYO)では、ウルフドッグス名古屋(名古屋・SV)とジェイテクトSTINGS愛知(愛知・SV)が対戦した。

 WD名古屋はアウトサイドヒッター(OH)に水町泰杜とエイメン・ブゲラ、ミドルブロッカー(MB)にノルベルト・フベルと佐藤駿一郎、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)に宮浦健人、リベロ(L)に市川健太と渡辺俊介をスタメン起用。

 対するSTINGS愛知はOHにトリー・デファルコと藤中謙也、MBに髙橋健太郎と川口柊人、Sに河東祐大、OPにステファン・ボワイエ、Lに高橋和幸をスタメン起用した。

 第1セットは序盤から互いに点を取り合う展開となったが、先にその展開を抜け出したのはSTINGS愛知だった。追いかけるWD名古屋は宮浦を中心に得点を重ねると、水町の強烈なスパイクで19-19の同点に追いつき、さらに宮浦のサービスエースで逆転に成功。その後も拮抗した戦いとなり、両チームとも20点台へと乗せたが、最後はエイメン・ブゲラの得点でWD名古屋が25-22で第1セットを先取した。

 第2セットの序盤は第1セットの勢いそのままにWD名古屋がリードを広げる展開に。3点を追いかけるSTINGS愛知はステファン・ボワイエのスパイクで5-5の同点に追いつくも、その後は水町と宮浦を中心としたWD名古屋の攻撃に苦しみ一時5点のリードを許す形となり、20-15とWD名古屋が先に20点台へと乗せた。その後もWD名古屋の流れで試合は進み、25-17でと大幅にリードして第2セットも連取した。

 第3セットは取っては取られの展開が続く。両チームともに気迫のこもったプレーを見せ、粘り強い守備から何度も攻撃へと繋げる場面を見せた。第3セットも輝きを見せたのは、やはりWD名古屋のOP宮浦。強烈なスパイクはもちろんのこと、ブロックでも存在感を見せ、WD名古屋が徐々に点差を開いていった。しかし中盤にかけてSTINGS愛知も意地を見せ、試合は24-24でデュースへと突入。流れはどっちつかずの中、最後はSTINGS愛知のタッチネットでWD名古屋がポイントを奪い28-26で、WD名古屋がストレートで勝利を収めた。

 勝利したWD名古屋はあす21日(日)16:00より、ヴォレアス北海道(北海道・SV)と決勝戦を戦う。

■試合結果
ウルフドッグス名古屋 3 - 0 ジェイテクトSTINGS愛知
第1セット 25-22
第2セット 25-17
第3セット 27-25