[写真]=Volleyball World

 22日(月)、セリエA男子のミラノがマサジェディ翔蓮(18)の入団を発表した。クラブ公式サイトが伝えている。

 男子日本代表の大塚達宣も所属しているミラノに、専修大学の1年生であるマサジェディが新たに加入した。マサジェディは身長204センチのオポジット兼アウトサイドヒッターで、元バレーボール男子イラン代表のマサジェディ・ライアンを父に持つ。

 長野県出身のマサジェディは福岡大学附属大濠高校を卒業後、2025年に専修大学へ進学。2025年7月から8月にかけて行われた男子U19世界選手権大会に男子日本代表として出場すると、ベストスコアラーとベストアタッカーランキングの2位に輝いた。

 ミラノのロベルト・ピアッツァ監督はマサジェディの入団について、クラブを通してコメントしている。

「まず、翔蓮がイタリアに来られるよう手配してくださった日本バレーボール協会と専修大学に感謝申し上げます。この移籍は決して容易ではなく、当然のことでもありませんでした。我々は幸運にも多くの若手選手を擁し、ジュニアレベルの国際大会を注意深く見守ってきました。この日本出身のオポジットはU19世界選手権で頭角を現した、国際的に見て2、3人しかいない有望選手の一人だと思います。彼を我々のチームに迎え入れることができて、とても嬉しく思っています」

「しかし、彼に早急な評価を求めるのはご遠慮ください。彼の役割は、まだ完全に定まっていないと言えます。彼は優れた体格の持ち主なのでトレーニング中の体育館だけでなく、コート上での準備が近いうちに整うことを期待しています。(アウトサイドヒッターの)セッペ・ロッティが術後のリハビリを無理せずに完了するまで、待つ必要があります。新しい選手の加入により、我々の選手層はさらに厚くなりました。マサジェディがこの機会を活かし、この数ヶ月間でチームだけでなく自身のバレーボール選手としての将来に役立つ成長を遂げることを期待しています」