[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 6日、セリエA女子第1節が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラはキエリと対戦。2ー3(22―25、25―16、22―25、25―15、11―15)で惜しくも敗戦した。

 第1セットから先発した石川は序盤、自身のスパイクがブロックに阻まれる場面もあり、点差を広げられる。それでも3―8の場面では得意のインナーに鋭いスパイクを決めると、その直後も自身のスパイクで得点しチームを勢いづけた。終盤、9―19と10点差をつけられた場面でもブロックに当てて外に出す冷静な攻撃を見せ、得点を重ねた。チームは後半驚異的な追い上げを見せたが一歩敵わず第1セットを落とす。

 第2セットも先発した石川は、序盤から早いトスでの攻撃で得点し、続いてやや離れたところからのトスも再びインナーに叩き込んだ。セットポイントを握った場面ではストレートに強烈なスパイクを決め、ノヴァーラは第2セットを奪い返す。

 続く第3セットは互いに一歩も譲らない展開となった。石川は終盤19―21の場面で、難しい二段トスをラインを狙ったスパイクで決めようとするも惜しくもアウトの判定となり点差は3点に広がった。さまざまな攻撃を試みるも点差は縮められず第3セットを落とした。

 あとがない第4セット、序盤からチームは抜かりない守備でチャンスを作り得点を重ねる。さらに6―3の場面では石川がコーナーにスパイクを決め、チームは終始リードをキープした。終盤には軟打でも得点をするなど多彩な攻撃を見せ、再びセットを奪い返した。

 勝負の第5セットでも石川は先発として出場。一進一退の攻防が続いたが、先に抜け出したのはキエリだった。6ー11の場面では石川がブロックアウトを取り得点するも、その後の相手の攻撃を止められなかった。終盤でも石川は華麗なバックアタックを決めるなどチームとして攻撃の手を緩めず、守備が光った場面も見られたが、逆転できずそのままセットを落とした。

 チームとしては惜しくも敗戦したものの、石川は今回の試合で両チームトップタイの22得点をマーク。今季から移籍をしたノヴァーラでプレーオフ進出を目指して戦う。

■試合結果

ノヴァーラ 2―3 キエリ

第1セット 22―25
第2セット 25―16
第3セット 22―25
第4セット 25―15
第5セット 11―15