「繋ぐ」「託す」という共通の哲学が、一つの音へと昇華した。ガールズバンドSILENT SIRENがNECレッドロケッツ川崎の2026-2027シーズンの公式応援歌「KETTO」(※3月14日デジタルリリース予定)を担当することが明らかになった。制作の裏側や歌詞に込めた想い、「最強最速」を目指すチームと共に闘う覚悟で音を鳴らすSILENT SIREN。前編に引き続き大工園彩夏選手とSILENT SIRENが、応援ソングとすべての挑戦者の背中を押すメッセージについて語る。
――SILENT SIRENがNECレッドロケッツ川崎の応援ソングを制作することが決定しましたが、この取材を実施している1月中旬現在はどのような制作状況ですか?
すぅ(Vo&G) 一昨日、歌詞を書き上げました。1月末にレコーディングが始まるので、各々自主練をしたりアレンジしたりしているところです。曲のテーマカラーとしてはもちろん赤! 常に上昇していくモチベーションっていうところが曲のテーマになっています。NEC川崎の試合を観て感じ取った熱気を曲に込めて、魂が震えるような歌にしたいなと思っています。
――試合を観て歌詞のインスピレーションを得たのですか?
すぅ そうですね。歌詞は試合を観たあとに書き始めました。あとはチームのみなさんが大事にしている言葉やチームの歴史などを伺って歌詞に反映させました。 “女性の強さ”と“チームで目標に向かって頑張るパワー”を感じられる、めっちゃかっこいい曲に仕上がっていると思います。
大工園 応援ソングを作っていただけて率直に嬉しいですし、NEC川崎の一体感がさらに強く、熱くなるんじゃないかなって期待しています。
すぅ ありがとうございます。試合を観た時にNEC川崎の選手のみなさんから女王のような覇気をすごく感じたんですよ。でも、その裏側には血の滲むような努力や汗をかいている瞬間、悔しい思いをした経験がきっとあって。それを乗り越えてきた今のみなさんだからできる試合があると思うんです。だから、「かかってきなさいよ」みたいな熱さや強さ、ちょっと挑発的な曲に仕上げていきたいと思っています。

――応援ソングを聴いたクルーやサイサイファミリーにどんな気持ちになってほしいですか?
すぅ チーム感を大切にした曲にしているので、サイサイファミリーを含めた私たちのチームも、クルーの方々も、熱くなれる楽曲だと思います。試合前に聴くと「よっしゃ、行ってやるぜ!」って感じられるんじゃないかなって。
黒坂優香子(Key) 選手のみなさんやクルーのみなさんの「よし行くぞ!」っていう気持ちをさらに熱くする、ガソリンのような役割になったらすごく嬉しいです。
大工園 試合に入る直前の会場で流れると盛り上がりそうですね。楽しみです。
山内あいな(B) 絶対湧くと思います! SILENT SIRENはポップでキラキラした曲からゴリゴリの激しい曲もあるのですが、今回はハード系になっていて。ライブハウスでも手を上げたくなるような曲ですし、試合が盛り上がるスイッチになるんじゃないかなと思います。今、選手が入場するところでかかっているのを妄想してワクワクしています。

――2026-2027シーズンはSILENT SIRENの心強い応援ソングがありますが、大工園選手自身は闘う自分にどんな言葉をかけたいですか?
大工園 「磨き続けろ」ですね。
すぅ かっこいい! メモメモ。
大工園 (笑)。自分のプレースタイルを信じて、そのプロフェッショナルになることがチームへの貢献に繋がると思うので、自分のことを信じ続けて練習していきたいと思っています。また、今年の初めにスタッフが、「最強最速のチームを作る」ということを掲げてくれて。選手みんなも「最強最速になりたい、目指したい」という気持ちで日々頑張っています。

すぅ 試合を観させていただいたあとに私たちから自然と出てきたのが「強いね」って言葉だったんです。だから、「最強最速」がぴったりだと思いました。私たちは普段ライブで声を枯らすことはないんですけど、試合の応援をしたあとめっちゃ声枯れました。最強のプレーに引っ張られて声を持っていかれましたね(笑)。
黒坂 枯れたよね! なんか自分たちも一緒に闘っている気持ちになれるんですよね。それって本当にすごいことだなって。クルーのみなさんもきっと自分も一緒に闘っているぞ!って気持ちで声を出して応援しているんだろうなって実感しました。

――「一緒に闘っているんだ」という気持ちも応援ソングに反映されていますか?
すぅ まさにその気持ちです! おこがましいですが、私たちもNECレッドロケッツ川崎の一員だと思って、みんなで一緒に頂点掴みに行こう!っていう思いを込めています。
――最後に、みなさんと同じように闘っている女性たちにとってこの応援ソングがどういう存在になってほしいですか?
すぅ まず、女性だからこれをやめよう、これができない、というふうに自分を下に見るのではなくて、女性だからこそ出せる強さや表現を選択していってほしいと思っています。その希望のような存在になるために、私たちは曲を作ってライブをしていきたい。なので、この応援ソングも、アスリートのみなさんはもちろん、頑張る女性の背中を押したり、チームの一体感をより強めたり深めたりするような曲になったらいいなと思っています。
山内 選手のみなさんとクルーのみなさんはもちろん、スポーツ以外の仕事をしている方でも、何か一歩踏み出したい時に背中を押せる曲になったらすごくうれしいです。性別や年齢、周りの環境で夢を諦めたりせずに、挑戦する勇気が出るような曲になったらいいですね。
バレーボールとバンド、音楽とスポーツって違うのかな?とも思うのですが、実際に試合を観させていただいた時に、私はコートがステージに見えたんですよね。私たちはライブハウスがステージだし、バレーボール選手にとってはコートがステージで。そこで女性として共に闘っている仲間がいるという意味で共感する部分がたくさんありました。だから、こうして応援ソングを書かせていただけることがすごく光栄です。私はベースを弾いているのですが、スラップを駆使した激しめの音をたくさん入れる予定なので、早く完成させてみなさんの背中を押せたら嬉しいです。
大工園 こんなにプロフェッショナルな方たちが私たちの曲を書いてくださることがすごくうれしいです。応援ソング、とっても楽しみにしています!





