公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は11日、2026年度より新社会人リーグとして「日本バレーボールリーグ(Vリーグ)」を発足することを発表。同日にメディア向けのオンライン報告会を行い、新リーグの詳細が明らかになった。
将来の完全プロ化を目指す『SV.LEAGUE』および『SV.LEAGUE GROWTH』とは役割を分かち、「社会人として仕事をしながら、高いレベルで競技を継続できる環境の整備」を目的とした新リーグ。まず注目されたリーグ名称については、現在の『V.LEAGUE』を運営するジャパンバレーボールリーグや、プロリーグ化を推進するSVリーグ側とも確認・調整を行った上で、長年ファンに親しまれてきた「Vリーグ」の呼称を正式に継承することとなった。
参入チームの選定にあたっては、トップリーグのような厳格なライセンス制度は採用していないものの、JVAの國分裕之専務理事は「11月から3月までのシーズンを最後まで戦い抜く体力(資金力)があるかについては、事前に書類審査やヒアリングを通じて確認を行っている」と説明。経営基盤や活動実態を精査した上で、男子16チーム、女子8チームという構成を決定したという。
競技面における最大のトピックは、優勝チームに付与される令和9年度天皇杯・皇后杯ファイナルラウンドの出場権。國分専務理事は「天皇杯および皇后杯の大会形式にもよる」としつつ、本リーグの優勝チームにファイナルラウンドへの出場権を付与する方針を明かした。これにより、社会人リーグの頂点に立つことが、日本一を決める国内最高峰の舞台へと直結する仕組みとなる。
ファンが気になる観戦環境についても、新たな方針が示された。試合は原則として「有料試合」として開催されることが決定している。具体的な対戦カードについては現在最終調整の段階にあり、3月中には発表される予定だ。また、多くのクラブやファンから切望されている「ライブ配信」や「ライブスコア(速報)」についても、導入に向けて前向きな姿勢を見せている。國分専務理事は「配信やスコア提供については各方面から声をいただいており、しっかり準備を進めていきたい」と述べ、デジタルコンテンツの拡充にも意欲を示した。
新Vリーグの開幕は11月を予定している。




