13日、大同生命SV.LEAGUE MENの第1節GAME2が行われ、東京体育館で東京グレートベアーズとウルフドッグス名古屋が対戦した。

 東京GBはアウトサイドヒッター(OH)に後藤陸翔とアレックス・フェレイラ、ミドルブロッカー(MB)に伊藤吏玖と大竹壱青、セッター(S)に今橋祐希、オポジット(OP)にマチェイ・ムザイ、リベロ(L)に古賀太一郎をスタメンで起用した。

 対するWD名古屋はOHに高梨健太と山崎彰都、MBに王東宸と傳田亮太、Sに深津英臣、OPにニミル・アブデルアジズ、Lに市川健太と渡辺俊介をスタメンに起用した。

 第1セットは東京GBの流れでスタート。大竹のサービスエースも飛び出し、3連続得点で試合を有利に進めていく。東京GBが5点をリードする形でテクニカルタイムアウトを挟んで試合後半へ。対するWD名古屋は途中出場した高橋良がブロックとスパイクで得点し食らいつくも、東京GBの流れは止められず、25ー11と東京GBが大量リードで第1セットを先取した。

 続く第2セット、WD名古屋は高梨に変えて水町泰杜をスタートから起用。ニミルが相手のブロックを吹き飛ばす豪快なスパイクでチームを勢い付け、WD名古屋が序盤から5点をリードし第1セットとは逆の展開となる。対する東京GBは今橋が巧みなトスワークで攻撃陣を操り点差を縮めていく。同点で迎えたセット終盤には東京GBがニミルを2本連続でシャットアウト。接戦となった第2セット、最後はニミルが決め切りWD名古屋が逃げ切るような形で27ー29でセットを取り返した。

 第3セット、東京GBはスタートから柳田将洋を起用。両チームとも序盤から選手全員が躍動し、一進一退の攻防が続く。東京GBの後藤は大事な場面で、相手をよく見た冷静なプレーで得点しチームを支える。対するWD名古屋は1、2セットに続いてニミルが大活躍。2段トスもしっかり決め切り、チームを勢いづける。最後はWD名古屋の小山貴稀がブロックを決め、23ー25でWD名古屋がセットを連取した。

 勝負の第4セットはスタートから中盤まで1点を取り合う大接戦。試合が動いたのはセット後半だった。WD名古屋の小山が伊藤をブロックすると東京GBにミスが続いて一気にWD名古屋が3点をリード。ここを境にWD名古屋が流れを引き寄せ、リードを保ったまま20ー25でこのセットを取り、勝利を決めた。

 これでWD名古屋は2連勝。一方の東京GBとしては1セット目が良かっただけに痛い1敗となった。

■試合結果

東京グレートベアーズ 1―3ウルフドッグス名古屋

第1セット 25―11
第2セット 27―29
第3セット 23―25
第4セット 20―25