15日、大同生命SV.LEAGUE WOMENの第1節GAME2が行われ、桐生ガススポーツセンターにて群馬グリーンウイングスとAstemoリヴァーレ茨城が対戦した。
ホームである群馬はセッター(S)に角谷未波、アウトサイドヒッター(OH)に髙相みな実、藤井寧々、ミドルブロッカー(MB)に清水愛、道下ひなの、オポジット(OP)にマルティニューク・アリョーナ、リベロ(L)に栗栖留生をスタメンに起用した。
対するアウェイのAstemoはSに雑賀恵斗、OHに長内美和子、マッケンジー・メイ、MBに佐藤黎香、ブリオンヌ ・バトラー、OPにオクム大庭冬美ハウィ、Lに德本歩未香をスタメンに起用した。
第1セットは群馬のS角谷がいきなりサービスエースをとって見せる。しかしAstemoの効果的なサーブが序盤から走り、ホームの群馬相手に5-12まで点差を広げていく。中盤に入り、群馬は昨シーズンの怪我から復帰したOHの髙相のスパイクなどを中心に食らいつくが、Astemoは長内を中心とした高さのあるスパイカー陣がしっかり決め切っていく。Astemoが最後まで序盤のリードを保ったまま試合を進め、18ー25でこのセットを取り切った。
続く第2セット、群馬のサーブ、ディフェンスが光り始めて一進一退の攻防となる。Astemoのマッケンジー、ブリオンヌの両外国人選手が高いスパイクを打ち続けるが、第1セットも好調だった髙相がスパーレシーブを見せるなどしてチームを引っ張り、群馬も堅い守備を見せる。中盤以降は、セット序盤から交代していたマルティニュークが再度コートに戻り攻撃面も強化する。この交代が功を奏したか、群馬の攻撃が立て続けに決まり、最後はOHの藤井がブロックアウトを決めて群馬がセットを取り返した。
第3セット、群馬は序盤からタイ人MBのタナパン・ウィモンラットを起用。この起用により、これまであまり目立っていなかった群馬のブロックに高さが出始め、Astemoのスパイクを徐々にとらえ始める。逆にAstemoはこれまで好調だったサーブであまり攻めることができず、群馬がリードを広げていく。しかし中盤以降は再び、Astemoのエンドライン目いっぱいに打ち込む効果的なサーブが冴え始めて追いつくと、途中出場のOH野中瑠衣がブロックアウトを決めるなどしてAstemoがブレイクする。最後も野中がライト側からの切れのあるストレートスパイクを決め、このセットを取った。
群馬にとって後のない第4セット、序盤から両チームともにサイドアウトが続く。そんな一進一退の攻防の中、AstemoのOHマッケンジーが高さのあるスパイクと巧みな軟打で連続で得点し、わずかにリードする。そこからAstemoはマッケンジーにトスを集め、群馬はトスを分散させ全員バレーで食らいつく。両者一歩も譲らない展開が続いたが、19-22の場面から群馬にダブルコンタクトとコンビミスが続いてしまう。そこからはAstemoに流れが傾き、最後は藤井のスパイクがブロックにつかまり、Astemoの勝利となった。
SVリーグが開幕して初となるセット獲得をした群馬だったが、Astemoはコンスタントにスパイクを決め続けて、開幕2連勝を決めた。
■試合結果
群馬グリーンウイングス 1-3 Astemoリヴァーレ茨城
第1セット 18-25
第2セット 25-20
第3セット 20―25
第4セット 19―25