6月に開幕したネーションズリーグ(VNL)2026男子。予選ラウンドを12戦全勝の首位で勝ち上がった日本は、決勝ラウンド初戦となる準々決勝で中国代表と対戦する。
中国代表の特徴
中国代表の特徴の1つに「日本代表に強い」ことが挙げられる。
中国はVNL予選18位(1勝11敗)で、対する日本代表は1位(12勝0敗)だ。
一見すると日本が有利に見える。しかし中国は日本に対して、過去に日本キラーぶりを発揮している。
その具体例は2つある。
①中国代表は「今季日本代表に最も点差をつけた相手」であること。
VNL予選での対戦時、日本は中国に一時8点差をつけられた。(次点はカナダ戦の7点差)ポン・シーコンのサーブを中心に、3-11まで点差を広げられた。
②中国は「日本に最もブレイクした相手」であること。
過去3年の日本代表がコアメンバーで挑んだ試合の中で、最もブレイクされた相手は中国代表だ。2023年のVNL予選では8連続ブレイクを奪われた。(次点はパリ五輪でのドイツ代表の7連続得点)
24-18と日本がセットポイントを握った状況から、ジャン・ジンインのサーブで8連続得点され、24-26の大逆転でセットを奪われた。
このように中国は爆発力があり、さらにVNLファイナルラウンドはホームゲームのため、その勢いはさらに加速するだろう。
だが日本はこれまでも中国に劇的な展開を許しながらも、最後は勝ち切ってきたのもまた事実だ。
そして日本が今季の最大の目標としているアジア選手権でも、中国がライバルとして立ちはだかる。その前哨戦となるVNLファイナルでの一戦は、ロス五輪出場権獲得を占う重要な試合だ。
中国代表の注目選手:ウェン・ズーハ
中国の注目選手はウェン・ズーハ(OP/201cm/26歳)だ。
今季の中国はケガ人が多い。エースのチャン・ジンインがVNLを欠場、国内リーグMVPの期待の若手ヤン・バオキがドイツ戦で負傷、小さな巨人ユー・エンタイは肘をケガしており、予選ラウンドでも何度かリザーブメンバーに回っていた。
主力が欠ける中、チーム最多126得点で奮闘したのがウェンだ。ウェンは右利きのOPで、キレのあるスイングから、クロスとストレートを的確に打ち分ける。
強豪のスロベニア代表をフルセットまで追い詰めたVNL初戦でも、途中出場からチーム最多23得点にアタック決定率61.8%を記録した。
味方のサーブでレシーブを崩し、MBの攻撃を潰したら、ウェンにトスが集まる。彼の2段トスからの得点をいかに減らすかが、中国戦のキーポイントの1つだ。




