[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 18日、セリエA女子第13節が行われ、関菜々巳が所属するコネリアーノはペルージャと対戦し、3-0のストレートで勝利を飾った。

 日程の関係で前倒しで行われた今試合。ここまで第2節を終えてセットを1つも失わずに開幕2連勝のコネリアーノは、開幕2連敗中のペルージャと対戦した。

 関はベンチスタートとなった第1セット、コネリアーノがガビやラニエを中心に脅威の7連続ポイントを奪い、序盤から点差を広げる。なんとか差を縮めたいペルージャだったが、サーブミスやスパイクミスも重なり、点差は広がるばかり。中盤から終盤にかけてもコネリアーノの攻撃が止まらず、あっという間に25-14と大差をつけて、コネリアーノが1セット目を先取する。

 2セット目も関はベンチからのスタート。序盤、1セット目とは逆の展開となり、今度はペルージャが連続ポイントを重ね点差をつけリードする。中盤、15-10と5点差をつけられた劣勢の場面で関がコートに入る。そこからコネリアーノは、ラニエの落ちるサーブを軸にペルージャを乱し、サービスエース、ブロックポイント、ディグからの切り返しの攻撃で怒涛の6連続ポイントを獲得し、16-15と逆転に成功。ようやく1点を取り返したペルージャだったが、再びサーブで崩されるとスパイクがアウトになるミスが重なり、コネリアーノはチャンスを確実に得点につなげ、19-17と2点差がついたところで関はベンチに下がった。その後はまたしてもコネリアーノが連続ポイントを重ね、25-17と点差をつけられた序盤からの逆転で2セット目も取る。

 3セット目も関はベンチスタート。序盤こそ一進一退の攻防となったが、中盤にペルージャのミスが目立ち、コネリアーノが前に出る。なんとか連続ポイントをとり食らいつくペルージャだったが、コネリアーノの攻撃を止めることができず、最後はサーブミスで25点目が入り、コネリアーノがストレートでの勝利となった。

 今回の試合で、関は2セット目の途中出場のみだったが、劣勢の場面でコートに立ちトスワークを光らせ、また点には結びつかなかったものの強烈なスパイクを上げてみせるなど、短い出場時間の中で流れを変え、そのセットの逆転勝利、そしてチームのストレート勝利に貢献した。

 コネリアーノはこれで開幕3連勝。しかも失セット数0という圧倒的な強さを見せつけている。次戦は、20日(日)の23:30(日本時間)からローマと対戦する。

■試合結果

コネリアーノ 3ー0 ペルージャ

第1セット 25ー14
第2セット 25ー17
第3セット 25ー21