大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ)の第2節GAME2が20日に行われ、このはなアリーナにて東レアローズ静岡と東京グレートベアーズが対戦した。
19日に行われた第2節GAME1ではホーム開幕戦ながらも1ー3という悔しい敗戦となった東レ静岡。ホーム初勝利に向けて地の利を活かしたいところだ。一方の東京GBは、ウルフドッグス名古屋とのホーム開幕戦で2連敗を喫したもののここで2連勝といきたいところだ。
東レ静岡はアウトサイドヒッター(OH)にイタリア代表のフランチェスコ・レチネと藤中優斗、ミドルブロッカー(MB)に上條レイモンドと西本圭吾、セッター(S)に新貴裕、オポジット(OP)に男子ブラジル代表のアラン・ソウザ、リベロ(L)に山口拓海をスタメンに起用。19日に行われた第2節GAME1からOHを山田大貴から藤中に変更した布陣となった。
対する東京GBはOHにポルトガル代表のアレックス・フェレイラと後藤陸翔、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sに今橋祐希、OPにポーランド人のマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用。19日に行われた第2節GAME1からSを深津旭弘から今橋に変更した。
第1セットは互いにサイドアウトやブレイクを取り合う入りとなったが、中盤に差し掛かる場面で、開幕からサーブが走っているMB大竹の2連続サービスエースでリードを広げる。中盤は両者真ん中の攻撃を積極的に使いながら得点するも、点差は縮まらないまま東京GBの後藤にもサービスエースが飛び出し、東京GBの流れは変わらず終盤に入る。2枚替えやワンポイントサーバーを起用して逆転の機会をうかがう東レ静岡だったが、サーブミスが目立ち流れを変えられない。伊藤が東レ静岡のエースであるアランをブロックし、勢いの増した東京GBは一気に得点を重ね、第1セットを19ー25で先取する。
第2セットも序盤はサイドアウトとブレイクを繰り返す一進一退の攻防となったが、このセットもやはり大竹のサーブを起点に2連続ブレイクに成功した東京GBのリードで中盤に入る。しかし新のサービスエースやフェレイラをブロックし、流れを引き寄せたホームの東レ静岡はアランを中心に得点を重ね、逆転に成功して終盤を迎える。その後、東京GBも食い下がりデュースにまでもつれ込んだ第2セットだったがエースとしての活躍を見せたアランがブロックアウトと押し込みで2連続得点を決め、東レ静岡が26ー24でセットを取り切る。
東レ静岡がMBを上條から難波尭弘に変更して始まった第3セットも1点を取り合う拮抗した序盤の展開となった。藤中のサービスエースで東レ静岡が一歩リードして入った中盤だったが、ここまでブレイク率の高い今橋のサーブを起点にムザイがブロックとスパイクを決め、東京GBが2点リードとする。一時、新のサービスエースで同点となる場面もあったが先に東京GBが3点リードで20点目に到達する。その後はフェレイラにサービスエースも飛び出した東京GBが第3セットを取り返す。
2セットを奪われ、後がないホームの東レ静岡にとって落とせない第4セットはまたもや序盤拮抗した展開となったが、中盤に入る場面でムザイを中心に東京GBが4連続得点し、3点リードとする。東レ静岡は焦りからか、このセット序盤はコンビミスが出るもアランを軸に得点し、一時逆転にも成功する。互いに1点を取り合い進んだ20点以降は東レ静岡に好ディグからのチャンスが生まれたものの、新とアランが連携ミスで重なり、失点。最後は後藤のサーブから東レ静岡のレセプションを乱し、ダイレクトで叩き込んだ東京GBが第4セットを奪い、1ー3で勝利を収めた。
序盤の拮抗した展開から中盤以降、目まぐるしく流れが変わる試合となった第2節GAME2はムザイに頼る場面もありつつ、真ん中やレフトの攻撃を効果的に使った東京GBに軍配が上がり、アウェー戦での2連勝を収めた。東レ静岡の次戦は10月26日(土)にリクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館にてヴォレアス北海道とのアウェー戦、東京GBの次戦は10月26日(土)に島根県立浜山体育館にて広島サンダーズとのアウェー戦となっている。
■試合結果
東レアローズ静岡 1ー3 東京グレートベアーズ
第1セット 19ー25
第2セット 26ー24
第3セット 21ー25
第4セット 23ー25