大同生命SV.LEAGUE WOMENの第3週GAME1が26日に行われ、パナソニックアリーナにて大阪マーヴェラスとSAGA久光スプリングスが対戦した。
大阪MVのホームで行われる第3週は、第1週に行われた東レアローズ滋賀とのホーム開幕戦で2勝を収めて前週は試合がなかった大阪MVと、ここまで2勝2敗で前週に行われたヴィクトリーナ姫路とのアウェー戦では2試合ともにフルセット負けを喫するという悔しい結果に終わったSAGA久光の対戦となった。
大阪MVはアウトサイドヒッター(OH)にキャプテンの田中瑞稀とパリ2024オリンピックに出場した林琴奈、ミドルブロッカー(MB)に小川愛里奈と今年日本国籍を取得した蓑輪幸、セッター(S)に東美奈、オポジット(OP)にベルギー出身のリセ・ファンヘッケ、リベロ(L)に西崎愛菜をスタメンに起用し、第1週GAME2からOHを志摩美古都から林に変更した選出となった。
対するSAGA久光はOHに中島咲愛とハンガリー出身のグレタ・ザックマリー、MBに平山詩嫣と渡邊彩、Sに栄絵里香、OPにアメリカ出身のステファニー・サムディ、Lに西村弥菜美をスタメンに起用。第2週GAME2からOHを深澤めぐみから第2週GAME1に負傷し、GAME2では出場機会のなかったザックマリーに、MBを荒木彩花から今季初スタメンの渡邊に変更した布陣となった。
第1セットは互いにブロックが機能する拮抗した序盤の展開となった。中盤に入ると、スキのない守備と連携からサイドの攻撃を中心に得点したSAGA久光がリードを奪う。一時大阪MVが同点に追いつくも、SAGA久光が両者の好プレーが詰まったかのような長いラリーを制し、リードを奪う。このプレーで一気に流れが傾くかと思いきや、それを許さない大阪MV。林のスパイクを中心に得点を重ね、20点以降で逆転に成功する。その後、蓑輪のサービスエースで流れを掴んだ大阪MVは勢いそのままに第1セットを先取する。
第2セットはブレイクを取り合う一進一退の入りとなった。大阪MVは林が、SAGA久光は中島が攻守にわたり活躍し、両者一歩も譲らず中盤に入ると大阪MVがSAGA久光の攻撃に対応し始め、リードを奪う。その後SAGA久光のレセプションが崩れ始め、失点が重なり点差が広がるも、食い下がるSAGA久光は途中交代で入った大阪MVの宮部愛芽世をブロックで抑え、点差を詰める。しかし大阪MVの流れを変えることは出来ず、最後は小川のダイレクトアタックが決まり大阪MVが第2セットも取り切る。
SAGA久光がスタートからOHを中島から北窓絢音に、MBを渡邊から荒木に変更して始まった第3セットは序盤ザックマリーが狙われ、レセプションが乱れるSAGA久光にミスが増え、大阪MVがリードする展開となった。中盤は2セットを取られ、後がないSAGA久光が高い守備力でラリーには持ち込むもののMBの打数を増やせず、サイド頼りになり攻撃が決まらなくなる。一方の大阪MVは攻守ともに安定感を見せ、20点に到達するころにはリードが10点に広がっていた。大幅な選手変更を行ったSAGA久光だったが流れを変えられず、25―13と大差で第3セットも大阪MVが取り、ストレート勝利を収めた。
攻守にわたり安定したプレーを見せ、20点以降も気を緩めず、好調だった林を中心に多彩な攻撃を見せた大阪MVが第3週GAME1を制する結果となった。次戦のGAME2は27日(日)に同じく大阪MVのホームで行われる。
■試合結果
大阪マーヴェラス 3ー0 SAGA久光スプリングス
第1セット 25―22
第2セット 25―22
第3セット 25―13