[写真]=Lega Pallavolo Femminile

 11月3日から4日にかけてイタリアのセリエA女子の第6節の試合が行われた。

 今シーズンのセリエA女子には、日本代表で活躍するノヴァーラのアウトサイドヒッター(OH)石川真佑、コネリアーノのセッター(S)関菜々巳、ミラノのリベロ(L)福留慧美が所属している。

 ノヴァーラの石川はフィレンツェ戦にも先発出場すると、序盤からラリー最後の場面でのトスを打ち切るなどチームの中心選手として存在感を放つ。順調に得点を重ね第1セットを先取する。

 第2セットはフィレンツェのオポジット(OP)マルアルを止められずに落としてしまうが、第3セットは終盤、競った場面で石川にトスが集まると技ありのラインショットなどでチームを後押しし、このセットも取り切る。

 勢いそのまま第4セットも、石川の堅い守備から強力なアタッカー陣で得点していき、ノヴァーラは3ー1で勝利した。この試合石川はサービスエース1本、ブロック1本を含むチームで2番目となる16得点を獲得している。

 ミラノの福留もペルージャ戦にスターティングリベロとして先発すると、持ち前の安定感のあるディフェンスで相手のプッシュやブロックに弾かれたボールなどを確実に拾い上げてチームを後押しし続けた。

 チームは福留の堅い守備もあり順調に第1、第2セットを連取する。第3セットは相手の勢いに押され惜しくも取られるが、第4セットはOPを中心とした多彩な攻撃で取り返し3ー1で勝利した。

 一方、コネリアーノの関はスカンディッチ戦でベンチスタート。第3セット20ー20の場面でピンチーサーバーとして出場。この試合はワンポイントのみでの出場となった。コネリアーノは3ー0とストレートで勝利を収めている。

■試合結果

・石川真佑(ノヴァーラ)
vsフィレンツェ(〇3-1)
先発出場しチームで2番目の16得点

・関菜々巳(コネリアーノ)
vsスカンディッチ(〇3-0)
第3セットに途中出場

・福留慧美(ミラノ)
vsペルージャ(〇3-1)
リベロとしてフル出場

 次戦の第7節では、ノヴァーラはペルージャと11月10日(日)4時30分に対戦、コネリアーノは同日23時20分からキエリと、ミラノはブスト・アルシーツィオと11月11日(月)2時に対戦する。