大同生命SV.LEAGUE MEN(SVリーグ男子)の第4節GAME2が4日(月・祝)に行われ、有明アリーナにてサントリーサンバーズ大阪と東京グレートベアーズが対戦した。
一般社団法人SVリーグ(SVL)の主管で、バレーボールの公式戦としては2021年に開催された東京2020オリンピック以来に有明アリーナで試合が行われることとなった今節。3日に行われたGAME1では、リーグ史上最多となる1万1,599人の観客の前で東京GBがフルセットの末に大逆転勝利を収めていた。
注目のGAME2で、サントリーの髙橋藍は欠場。その髙橋に代わって入った今季初先発のアレクサンデル・シリフカとデ・アルマス・アラインがアウトサイドヒッターに入り、ミドルブロッカー(MB)に小野寺太志と鬼木錬、セッター(S)に大宅真樹、オポジット(OP)にドミトリー・ムセルスキー、リベロ(L)に藤中颯志が起用され、GAME1とは大きくスターティングメンバーを入れ替えてきた。
一方の東京GBは、OHに後藤陸翔とポルトガル出身のアレックス・フェレイラ、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sに今橋祐希、OPにポーランド出身のマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用。GAME1同様の布陣となった。
その第1セットはアラインのサーブミスからスタート。序盤から互角の戦いとなるが、ムセルスキーの2連続サービスエールでサントリーが抜け出す。さらにアラインのサービスエースが生まれ、10-8となったところで東京GBがタイムアウトを取る。その後、東京GBは2枚替えでムザイと今橋に代えて深津旭弘と亀山拓巳を投入し食らいつくが、再びアラインのサーブが止まらず19―16とサントリーがリード。さらにリリーフサーバー甲斐考太郎のところでブレイクにも成功し、リードを保ったサントリーが25―20で第1セットを奪った。
続く第2セットは両チームともに第1セットと同じメンバーでスタート。GAME1のリベンジに燃えるサントリーが序盤からリードを広げていくと、10―6と4点リードで10点目を先に奪う。第2セットでもアラインのサーブが走る中、適所で光るシリフカのテクニックや大砲ムセルスキーのパワーでサントリーが徐々にリードを広げていく。東京GBは第1セット同様の2枚替えや2回のタイムアウト、さらに柳田将洋と戸嵜嵩大の同時投入で何とか流れを変えようと試みるものの、点差を縮めきることはできず、25―18でサントリーがセットを連取する。
勝負の第3セットは東京GBがここまでサーブで狙われていた後藤を亀山に代えてスタート。ここでもサントリーがアラインのサーブの場面でブレイクに成功すると、サントリーの勢いは止まらず、5ー1と好スタートを切る。それでも後がない東京GBが巻き返し、8ー9と逆転に成功する。その後は互角の戦いが続くが、やはりアラインのサーブが止まらない。2連続サービスエースも生まれ24ー19とすると、最後は25ー20でサントリーが第3セットも奪った。
サントリーは髙橋不在の中でGAME1のリベンジに成功。東京GBはレセプションを崩され、GAME1のような粘りを見せることができなかった。なお、GAME1の1万1,599人には届かなかったものの、1万820人の観客が試合を見届けた。
次の第5節で、サントリーは3連敗中の東レアローズ静岡とアウェーの香陵アリーナで対戦し、東京GBは6連勝中と勢いに乗るジェイテクトSTINGS愛知をホームの国立代々木競技場第二体育館に迎える予定だ。
■試合結果
サントリーサンバーズ大阪 3ー0 東京グレートベアーズ
第1セット 25―20
第2セット 25―18
第3セット 25―20