10日、セリエA女子第7節が行われ、石川真佑が所属するノヴァーラがホームのパラ・イゴールでペルージャと対戦した。
ノヴァーラは開幕戦のキエリとの試合で惜しくもフルセット負けを喫したものの、それ以降は負けなしの5連勝中。そんなチームの中でも石川は全試合に先発出場しており、6試合中4試合でチーム最多得点をたたき出すなど、早くもチームの主力選手としての地位を確立している。石川はペルージャ戦でも先発起用となった。
第1セット、アウトサイドヒッター(OH)の石川は序盤から安定したレセプションでチームを後押しし続けると、打数は多くないもののラリー最後に任されたボールなどを確実に決めきる。チームはわずかなリードを続けていたものの終盤の連続失点が響き、このセットを落とした。
続く第2セットでも石川が、8ー6の場面で強烈なインナースパイクを、10ー8の場面で鮮やかなブロックの間を射抜くスパイクを決めるなど攻撃面でチームに貢献。石川とその対角に入るOHのアルスマイヤーを中心に得点を重ね、25ー22でセットを取り返した。
第3セット、序盤から両チームオポジットの打ち合いとなり、サイドアウトの続く一進一退の攻防となる。しかし、中盤に入るとペルージャのレセプションが崩れ始め、ノヴァーラがブロックでタッチをとれる場面が多くなりブレイクを重ねる。17ー12の場面で石川が流れを呼び込むストレートスパイクを決め、勢いそのままノヴァーラが第4セットを取り切った。
第4セットもノヴァーラが効果的なサーブで攻め続け主導権を握る。ノヴァーラはこのセットの序盤からミドルブロッカー(MB)を効果的に使い、的を絞らせない。最後も相手の割れたブロックを見事に抜くスパイクで石川が得点し、このセットを取り切り、3ー1で勝利を飾った。
この試合もフル出場を果たした石川はサービスエース1本やブロック1本を含むチーム最多の19得点を記録。相手に流れが傾きそうな場面でトスを託され、確実にスパイクを決め切るなどオフェンス面でチームの勝利に貢献した。
ノヴァーラは次戦、セリエA女子第8節でブスト・アルシーツィオと11月18日(月)1:00に対戦する。
■試合結果
ノヴァーラ 3ー1 ペルージャ
第1セット 22―25
第2セット 25―22
第3セット 25―17
第4セット 25―22