[写真]=CEV

 12日、欧州バレーボール連盟(CEV)が開催する女子チャンピオンズリーグ(WCL)のリーグラウンド第2節が行われ、関菜々巳が所属するコネリアーノはブルガリアのマリツァ・プロブディフと対戦し、3-0でストレートで勝利。チームはリーグラウンド2連勝とし、グループAで現時点で1位に立っている。

 関は1戦目と同じくスタートから起用された。ツーアタックで自身で得点を決めたり、サーブで相手を崩しブレイクのチャンスを作るなどチームに貢献。また、何度か相手のスパイクをレシーブし、切り返しの攻撃に繋げるディフェンスや、乱されたレセプションで相手コートに返りそうになったネット際のボールをワンハンドで上手く処理し得点に繋げる姿も見せた。

 その関はこの試合でコネリアーノに加入してから初めてのMVPを獲得。英語で勝利後のインタビューにも答えた。

 試合について、「いい試合ができたと思います。スタートは良くなかったが、試合の中で修正してより良いプレーができたので良かったです」と笑顔で答えた関。また、自身のプレーは「今日のトスはあまり良い出来ではなかったですが、守備については上手くできたと思います」と話した。

 通訳なしでの対応だったため、言いたいことが英語で上手く出てこずに困っていた関を助けようと、チームメイトでイタリア代表でもあるリベロのモニカ・デジェンナーロが途中でインタビューに答える場面もあり、「関が守備をうまく成功させて、私たちはブレイクポイントをたくさん取れた。良い試合だった」と関のディフェンスの良さを称えていた。

 WCLでは2戦通してスタメンに起用され、チームの勝利に貢献している関。今後もセリエAとWCLに奮闘しながら、セッターとして成長する姿を見せてくれることだろう。コネリアーノは次戦、28日(木)4:30よりリーグラウンド第3節でポーランドのジェシュフと対戦する。

 ※関のインタビューは1:45:30~