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 大同生命SV.LEAGUE MENの第7節GAME2が24日(日)に行われ、日本製鉄堺ブレイザーズが、年に1度行われるホーム会場である和歌山県立体育館にて、東京グレートベアーズと対戦した。

 23日(土)に行われたGAME1では、日鉄堺BZが1セットを奪ったものの、東京GBのペースを崩すことができず、1-3でホームの日鉄堺BZが敗戦していた。

 日鉄堺BZはスタメンに、アウトサイドヒッター(OH)に安井恒介とルチアーノ・パロンスキー、ミドルブロッカー(MB)に蔡沛彰と竹元裕太郎、セッター(S)に山口頌平、オポジット(OP)にシャロン・バーノン エバンズ、リベロ(L)に森愛樹と堀江友裕という布陣となった。

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 一方の東京GBは、OHに柳田将洋と後藤陸翔、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sには深津旭弘、OPにマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用。GAME1でスタメンだったOHアレックス・フェレイラに代わって柳田、Sは今橋祐希に代わって深津旭弘と、前日とメンバーを変更して挑む形になった。なお、フェレイラは昨日の試合のアクシデントにより今日は登録外となった。

 第1セット、柳田の強いサーブで日鉄堺BZのレセプションを崩し、ブレイクに成功、一歩前に出る。また日鉄堺BZはセンターラインの踏越しやタッチネットのもったいないミスが重なり、点差が開く。さらにリバウンドを狙ったボールを大竹や伊藤が叩き落とし、東京GBは流れを渡さない。中盤、バーノンと竹元のブロックポイントが決まり、3点差に詰め寄る日鉄堺BZだったが20点目以降に東京GBに3連続ポイントを許し再び点差が広がる。セットポイントを握られた場面でワンポイントブロッカーでSの山口に代わりMB渡邉晃瑠を投入するも、最後はムザイの強烈なクロススパイクが決まり、20-25で東京GBが1セット目を先取する。

 続く第2セット、序盤連続ポイントをとりリードしていた東京GBだったが、日鉄堺BZは竹元の速攻やバーノンのスパイクで3連続ポイントで同点に追いつく。ここで東京GBは柳田に変えて戸嵜嵩大を投入。しかしパロンスキーはその戸嵜を狙ってサービスエースを決める。さらにリードしたい日鉄堺BZだったが大竹の強烈なサーブでレセプションを乱され、再び東京GBが一歩前に出る展開に。高い打点でブロックの上から打ちつけるバーノンのスパイクで会場が沸き、その勢いに乗って再び追いつきたい日鉄堺BZだが、深津の伸びるサーブでパロンスキーがサービスエースを取られ、さらに点差を引き離される。17-24の場面、両者素晴らしい粘りのラリーを見せるも、最後は東京GBが制し、2セット目も17-25で連取し、勝利に王手をかける。

 注目の第3セット、スタートからMBを渡邊、OHを鵜野幸也と髙野直哉にメンバーチェンジをして挑んだ日鉄堺BZ。序盤一進一退の攻防で試合が進むが、東京GBの伊藤がサービスエースをとり、一歩前に出る。それを皮切りに日鉄堺BZはサーブで崩され、またブロックに掴まる場面が増え、東京GBにブレイクを許し徐々に差を広げられていく。一度アウト判定だった柳田のサーブのチャレンジが成功し、15-24とセットポイントを握る。そして最後は柳田がLの森からサービスエースを取り、15-25の大差をつけて東京GBがストレートで勝利する。

 効果的なサーブで日鉄堺BZの守備を崩し、思うような攻撃をさせなかった東京GBがアウェイで2連勝となり、チームは6節から4連勝。一方の日鉄堺BZは7節もホームで2連敗となり、連敗を止めることができなかった。

■試合結果

日鉄堺BZ 0-3 東京GB

第1セット 20-25
第2セット 17-25
第3セット 15-25