大同生命SV.LEAGUE MENの第8節GAME1が30日(日)に行われ、ウルフドッグス名古屋と東京グレートベアーズがエントリオにて対戦した。
現在、8連勝中で3位につけているWD名古屋と4連勝中で5位につけている東京GB。この2チームは開幕戦で1度対戦しており、その時はWD名古屋が2連勝をあげている。開幕から1カ月がたち非常に波に乗っている2チームの2度目の対戦。どちらに軍配が上がるのか非常に楽しみな一戦である。
WD名古屋は、アウトサイドヒッター(OH)にティネ・ウルナウトと山崎彰都、ミドルブロッカー(MB)に傳田亮太とリヴァン・ヌルムルキ、セッター(S)に深津英臣、オポジット(OP)にニミル・アブデルアジズ、リベロ(L)に渡辺俊介を起用した。
一方の東京GBは、OHに柳田将洋と後藤陸翔、MBに大竹壱青と伊藤吏玖、Sには深津旭弘、OPにマチェイ・ムザイ、Lに古賀太一郎をスタメンに起用。
セッターの兄弟対決となった一戦。第1セットは序盤から両チームともエンジン全開。ニミルのアタックを後藤がいきなりシャットアウトすると、その後はニミルが3枚ブロックの上から強烈なスパイクを叩きこむ。先に10点にのせたのはWD名古屋。ニミルの活躍はもちろん、山崎が要所でしっかり得点しチームを勢いに乗せる。対すると東京GBは柳田が得点を重ねて中盤まで食らいついていたものの、ニミルの攻略に苦しむ。なかなかWD名古屋の勢いを止められず第1セットはWD名古屋が先取した。
続く第2セットの序盤、WD名古屋に2本のブロックポイントが生まれて流れが傾きかけたが、大竹がニミルと山崎を連続でシャットアウトし3連続ポイント。一気に流れを引き寄せ、先に10点にのせた。対するWD名古屋も黙っていない。深津のトスワークでブロックをチラシ、オフェンス陣全員が躍動。テクニカルタイムアウトまでに追いつくと、シーソーゲームのまま試合終盤へ。先にWD名古屋がセットポイントを握ると、最後はニミルのサービスエースでゲームセット。両者一歩も譲らない互角の展開となった第2セットはWD名古屋が連取した。
第3セットもシーソーゲームと見応えある長いラリーの応酬が続き観客席からの歓声が響く。点差が動き出したのはテクニカルタイムアウト明けから。東京GBは相手のミスからブレイクしてじわじわと点差を広げていく。ムザイが得点を重ねると、ルーキーの伊藤も流れに乗っってスパイク、ブロックともに大活躍。3点差で先に20点にのせると勢いそのままセットを取り返した。
互角の戦いは第4セットに入っても続く。1点を取り合い点差が開かないままセット中盤へ。WD名古屋は、山崎がここにきてまた一つギアを上げ、強烈なスパイクを何本も打ち込む。対する東京GBはやはりムザイの勢いが止まらない。スパイクとブロックの攻守でチームに貢献。均衡を破ったのはWD名古屋。やはりニミルだった。ニミルのスパイクで先に20点にのせると、連続でスパイクを決める。すると、今度はウルナウトがサービスエース。点差を3に広げると、勢いそのまま最後は相手のミスでこのセットを勝ち切った。
ニミル、山崎を中心に高い攻撃力をみせたWD名古屋。今日の勝利で驚異の9連勝となった。一方、惜しくも敗戦した東京GBだが攻守ともにいいプレーがたくさんあり、粘りをみせた。明日、12月1日(日)も同会場でWD名古屋対東京GBのGAME2が14時35分から行われる。
■試合結果
ウルフドッグス名古屋 3ー1 東京グレートベアーズ
第1セット 25―17
第2セット 25―23
第3セット 20―25
第4セット 25―21